キャリア・教育

2021.05.25 21:00

リーダーとして成長するための6つの助言

Luis Alvarez / Getty Images

Luis Alvarez / Getty Images

どんなレベルのリーダーでも、「自ら成長すること」が必要だ。自ら成長せずして持続的な成功を収めることはできない。管理職に昇進したばかりの人から、経営幹部にいたるまで、成長するからこそ、持てる力を最大限に発揮し、未来に備えることができる。

リーダーが成長し、能力を向上させていくうえで最も効果的な方法を探るために、筆者は、業界をリードする製薬会社トライプ・セラピューティクス(Tryp Therapeutics)の最高経営責任者(CEO)グレッグ・マッキー(Greg McKee)に話を聞いた。同社は、特別な医学的支援を必要としていながら放置されている神経精神疾患の患者のために革新的なサイケデリック療法(幻覚剤を用いた心理療法)を開発しようと取り組んでいる。

マッキーは、革新的なバイオテクノロジー企業で経験を積み、リーダーを歴任してきた人物だ。優れたリーダーシップとは何かに精通している彼のアドバイスを紹介しよう。

さまざまなことに関心を向け、コンフォートゾーン(慣れ親しんだ場所)の外に出てみる


慣れ親しんだ場所から外に出たときに、人は成長を遂げる。それが、マッキーがサイケデリック療法の分野へと足を踏み入れた大きな理由のひとつだった。「サイケデリック療法を用いると、心を解き放てる余地が生まれる。自分をいったんオフにして改めてスタートし、ネガティブな思考ループを排除して、脳の神経回路を組み替え直すことができる」

サイケデリック療法に関心があったマッキーは、未知なる分野へと思い切って飛び込み、積み上げてきた成功と経験をすべて注ぎ込んだ。彼は、成長を望む人に対して、未知に挑戦し、オープンで偏見のない姿勢を持つようアドバイスする。好奇心は、前進するためのエネルギーだ。「どの道も、成功へとつながる可能性を持っている。あなた独自の道を見つけるべきだ」

受け身にならず、自ら進んで経験を積む


経験を積みたいなら、とにかく何かに取り組むことがいちばんだ。実力が不十分でも、挑戦すれば、その過程で学びが得られるだろう。「用意ができる」まで、あるいは「十分な実力がつく」まで待っていたら、チャンスを見過ごし、先に進めず立ち往生してしまうだろう。ただ傍観し、待っていてはいけない。自ら行動を起こそう。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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