5. オンライン会議
会議室で会議を仕切るのは得意でも、ズーム会議では同じように振る舞えるだろうか? オンライン会議が参加者にとってもっと生産的で快適なものになるよう、最高の司会を目指そう。
参加者が報告書の執筆をしながら中途半端に会議に参加するのを防ぐため、どのように参加者を会議に引き込むかを理解すること。デジタルな場でも、参加者らが同じ空間にいる場合と同水準の一体感やつながりを作ることが必要だ。
6. オンラインでのネットワーキング(人脈作り)
ネット上でのネットワーキングの方が良いと思う人もいるかもしれない。ネット上で人脈づくりに取り組むことは、対面型のイベントに参加して全く知らない人と会話することほど怖くないように感じるかもしれないが、オンラインでの人脈作りは多くの点で直接行う場合より難しい。
私たちは関係性を基盤とした経済に生きている。対人関係は通貨なので、その構築が重要だ。自分のブランドのコミュニティーに人を追加し既存の知り合いとの関係を維持する上では、意図的なアプローチを採用することが必要となる。
ネットを通して人脈を築くには、継続的に連絡を取りつながりを維持しなければならない。人脈作りに優先的に取り組まなければ、価値ある交流ができないまま数週間から数カ月が過ぎ、あなたの価値が下がってしまいかねない。
7. コーチング
昔は役員のみがコーチを使うことができたが、その後コーチングは組織の中でより多くの人が利用できるものとなった。現在では、キャリア志向の人なら誰もがコーチになる必要がある。コーチングのスキルを活用すれば、部下の仕事での改善を支援しつつ、その最高の力を引き出すことができる。しかしコーチングは、一度限りで終わるものではない。
『リーダーが覚えるコーチングメソッド』の著者マイケル・バンゲイ・スタニエは「コーチングは毎日、非公式に行われるべきで、時々『今からコーチングの時間だ』と思い立って正式に行われるべきではない」と述べている。
8. 集中力
自宅やオフィス外で働いているときはマルチタスクをしがちだ。ズーム会議に出席中は、メールを読んだり他の仕事をしたりするのと同じコンピューターを使っているため、マルチタスクをしてしまいがちな環境なのだ。
しかしあなたには、おそらくマルチタスクはできないだろう。マルチタスクができる脳の人は、全体のわずか2.5%だ。そのため、集中力の維持が重要だ。
人と顔を合わせて話すことができる機会の大半を占めているのがこうした会議のはずだ。会議を大事にし、自分が議論に関与・貢献していることを示すこと。
マインドフルネス構築アプリを活用すれば集中力が鍛えられ、仕事で提供する価値を最大限高められる。
ここに挙げた8つの分野を改善すれば、新たな仕事の世界で出世の階段を登ることができるだろう。