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TikTokの運営元の中国「バイトダンス」の共同創業者の張一鳴(チャン・イーミン)が今年末にCEOを退任すると、同社が5月20日に発表した。バイトダンスは先日、CFOのShouzi ChewをTikTokの新CEOに任命しており、同社では大規模な人事の刷新が進行中だ。

張の後任として、バイトダンスの人事部長であるLiang RuboがCEO職を引き継ぐという。張は「長期的な戦略、企業文化、社会的責任」により多くの時間を割くと述べており、今後6カ月間はLiangと協力して円滑な移行を図り、今後もバイトダンスの取締役を務めていく。

TikTokは昨年5月に、元ディズニーのストリーミング部門の取締役のケビン・メイヤーをCEOに任命したが、同社がトランプ政権から安全保障上の懸念を理由に米国事業の売却を迫られる中で、約3カ月後に辞任し、その後はCEO不在の状態が続いていた。

バイトダンスは昨年秋に一連の裁判に勝利し、トランプの取り組みを阻止することに成功しており、バイデン政権はこれまでのところ、同社の米国事業売却に絡む問題を棚上げにしている。

先月の報道によると、バイトダンスはTikTokの中国版のDouyinを含む主要ビジネスのIPOを準備していたが、米中の対立の中でこの計画を見送った。TikTokとDouyinは同じアルゴリズムを使用しており、Douyinの中国事業とTikTokのグローバル事業を分離することは困難だと報じられている。

バイトダンスの企業価値は、前回の資金調達ラウンドで1400億ドルと評価され、世界で最も高価値なスタートアップとされている。しかし、セカンダリーマーケットでの評価額は2500億ドル(約27兆円)を突破したと報じられている。

編集=上田裕資

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