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ヴィーガンの食生活を実践している消費者は、ごく少数だろう。ところが、ヴィーガンコスメ市場は成長の一途をたどっている。2027年には214億ドル規模に達する見込みだ。

ヴィーガンコスメとは、動物由来の原材料を一切使用していない基礎化粧品やメイクアップ商品のこと。決して新しいものではないが、需要が右肩上がりで伸びているようだ。

小売とテクノロジーを専門にコンサルティングと調査を行う米企業コアサイト・リサーチの美容業界アナリスト、エリン・シュミット(Erin Schmidt)は、「クリーンなカテゴリーはいまや、美容業界では常識となっている。ユニークなサブカテゴリーの好例がヴィーガンコスメで、かなり人気が出ている」と話す。

ヴィーガンコスメによく使われている原料がマッシュルームで、このカテゴリーそのものが根底から拡大を続ける機会を生んでいる、とシュミットは指摘する。

調査会社リポートリンカー(ReportLinker)の報告書によれば、ヴィーガンコスメの世界市場は、2020年は推定151億ドルで、2027年には214億ドルに達する見込みだ。また、2020年における米国のヴィーガンコスメ市場は推定で41億ドルだった。

データ分析企業「1010data」によると、ヴィーガンコスメのオンライン売上は2020年に3億4200万ドルを超え、前年比で83%増加した。

ヴィーガンというカテゴリーは、かつてはニッチとみなされ、動物由来の原材料を使用した一般的な非ヴィーガンコスメには勝てないと考えられてきた。非ヴィーガン製品の多くは老舗コスメブランドのもので、長い歴史と科学的な研究という裏付けがあったからだ。

しかし、時代は変わった。たとえば、化粧品小売りチェーンのブルーマーキュリーは、ヴィーガンコスメシリーズ「Lune+Aster」を展開しており、そのうちのひとつ「Eclipse Mascara」は、同チェーンのマスカラ部門売上ナンバーワンだ。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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