Forbes Staff

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米資産運用大手のフィデリティ・インベストメンツは18日、10代向け投資口座の提供を始めると発表した。米国では株式市場に対する関心が一段と高まるなか、金融各社が若い顧客の開拓に力を入れている。

保護者がフィデリティの顧客である13〜17歳の子どもを対象に、投資口座や預金口座、デビットカードといったサービスを提供する。いずれもモバイルアプリを使ってアクセスできる。

口座では米国上場株やフィデリティの投資信託、上場投資信託(ETF)の取引が可能で手数料は無料。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、未成年の口座は保護者が活動を監視し、いつでも閉鎖できるようにしている。オプションの取引や資金の借り入れはできない。

フィデリティのジェニファー・サマリス顧客獲得・ロイヤルティー担当シニアバイスプレジデントは、同社は「責任をもって若い投資家をサポートしていくことに取り組んでいる」と強調。10代向け口座は「若い米国人に実際の活動を通じて学び、家族の間でお金をめぐって有意義な会話を育んでもらえるようにするのが狙いだ」と説明している。

金融業界では既存大手からスタートアップまで、各社が次の世代の投資家を積極的に探している。子ども向けにデビットカードや投資サービスを提供するスタートアップ、グリーンライトは最近、23億ドル(約2500億円)の評価額を得ている。

米国では今年1月、投資アプリ「ロビンフッド」で取引する若手個人投資家らが一部銘柄に集中的な買いを入れて株価を急騰させる騒ぎがあったが、WSJによるとフィデリティによる10代向け口座の提供はそれ以前から進められていたという。

編集=江戸伸禎

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