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新たなビジネスモデルを生み出し、スピード感ある成長を目指す過程で、つい守りの領域をおろそかにしてしまう──そんなイメージが根強いスタートアップ企業。

しかし、“攻めるための守り”を重要視する経営者も、中には存在する。

「代表の清水正大から、『攻めを“止めず”に守り抜いてほしい。チャットボット業界のリーディングカンパニーを共に目指していきたい』と言われたんです」

こう話すのは、ジールスのインハウスローヤー(企業内弁護士)、若松牧。

2020年9月、法律事務所からチャットコマース事業やチャットボットをビデオ接客や予約システムなど一連のサービスと連携する接客DX事業を展開する同社へと籍を転じた。

弁護士となって1年ほど経ったあたりから、ヘッドハンターからの引き合いが多数来るようになったという若松。実際に民間企業で働くインハウスローヤーの数は年々増えており、2020年には2600人を超えたとのデータもある(出所:日本組織内弁護士協会)。

選択肢が数多ある中、なぜ大手企業ではなくスタートアップで働く道を選んだのか。その理由を紐解いていくと、彼女ならではの仕事の流儀が見えてきた。

第一印象が最悪だった会社は、会って数時間で“入りたい会社”になった


若松にジールスを紹介したのは、同社のフィナンシャルアドバイザーであり、マネーフォワードシンカの代表取締役でもある金坂直哉。とりわけスタートアップ界隈において幅広い人脈を持つ彼は、若松が相談するとすぐに候補を数社挙げてきた。

「その中で最も気が進まなかったのが、ジールスでした(笑)。ホームページにある『日本をぶち上げる』という手書き文字を見たとたん、『自分とはノリが違う、勢い重視の会社だ』と抵抗感を抱いてしまったんです」

でも一度だけ、話を聞いてみてほしい。絶対に相性がいいと思うから──金坂の強いプッシュにより、面接を受けることになった若松だが、見事に意表を突かれた。清水と話して数時間後には、入社の意志を固めたのだ。

「驚いたのは、私のスキルセットにはほとんど触れられなかったこと。清水が語るビジョンや事業の熱量に圧倒されつつも、事業についての話が盛り上がり、気がついたら面談が終わっていました。世間一般にはかなり変わった採用面接だったと思いますが、不思議と違和感を覚えることなく、むしろ清水と共に走り、事業に貢献していく自分の姿がはっきりとイメージできたんです」

実は若松自身もジールスのサービスに一通り触れ、現状の法的な課題をすべて洗い出すという周到な準備をして当日を迎えていた。このことが清水の機微に触れ、“地に足のついた”彼の本意に迫ることができたのだ。

そもそもなぜ、若松はスタートアップのインハウスローヤーになりたかったのか。

「もともと事業判断に深く関わりたいという想いがあって。

インハウスロイヤーは、自分が出した法的見解がその後どのように展開し、落としどころを見出したのか、最後まで見届けられる点が魅力だと感じていました。法律事務所所属のいち弁護士として案件に関わると、リスクや見解を提示したとしても、最終的にどう着地したのかは知ることができないことが多かったんです。

さらにスタートアップに絞ったのは、状況に応じて“リスクを取ってでも攻める”判断ができる環境だと思ったから。また、経営陣や他部署との壁が低く、多様な側面から事業に関わることができる環境だと思ったから。法的観点からの検討結果を提示して終わりではなく、経営陣や他部署と共にメリット・デメリットを見比べながら、事業を成長させるためのベストな策を講じる。これがまさに、私のやりたいことでした」

ジールスにジョインしてまず彼女が取り掛かったのは、利用規約、契約書などのフォーマットの整備。加えて、2週間にわたる“コミュニケーションデザイナー”の実務研修にも参加した。

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業界の先駆けとして、体制や制度を整える“意義”


サービスの導入からコミュニケーションデザイン、運用、会話内で使用する画像の作成、その後の改善まで全てを担当するコミュニケーションデザイナーは、一般的なUI/UXデザイナーとは一線を画すジールス独自のポジション。すべてのサービスの基盤であるチャットボットをつくり上げる要路となっている。

「本格的なリーガル業務を始める前にこの研修を受けたことで、事業理解につながり、コミュニケーションデザイナーの面々とも深いリレーションが築けました。ジールスには、若手からプロフェッショナルまでさまざまな新入社員を歓迎するおもてなしの精神、“オモテナシップ”が根付いているのですが、今振り返ってみても、私にとって最高のオンボーディングでしたね」

インハウスローヤーの業務内容は、一般法務、商事法務、社内規定の整備、登記、商標などの特許出願、知財管理など実に幅広い。さらにジールスの場合は、広告審査基準の策定も加わる。チャットボット内で展開する画像やバナーなどのクリエイティブは、すべて広告と見なされるからだ。

これまでジールスを導入したクライアント企業は400社以上。これらのクライアントが扱う商品は化粧品、不動産、金融商品、旅行商品まで多岐にわたり、関係する法律もそれぞれに違う。若松はこれまで、およそ50の法律やガイドライン、監督官庁の指針等と照らし合わせながら、100以上のチェック項目を作成。厳格な審査体制を整えた。

「チャットボットを想定した法律などまだ存在していないんです。ですから、Webサイト等従前の広告媒体を想定した関連規定や前例を参考に、推し量りながら策を講じています。非常に難しい業務ではありますが、業界の先駆けとして体制強化を進め、ボトムアップの一翼を担っていることに大きな意義を感じていますね」

すべてのステークホルダーから信頼される企業を目指すために。若松が今注力しているのが、労務担当者と共に進めている労務人事制度の構築だ。

「従業員数が101人以上となり、1人ひとりが置かれているライフステージも多様化しました。女性比率も4割と比較的高く、既婚者が年々増えていることから、ダイバーシティの推進は急務となっています。

まず着手したのは、次世代育成支援対策推進法に則り、従業員が仕事と子育ての両立を図るための『一般事業主行動計画』の策定。その後、休暇制度の拡大、労働環境の改善と徐々に具体策の幅を広げながら、実施にあたっています」

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弁護士として、社員として......今、この場所に“いる”という最大の喜び


ジールスにジョインして半年あまり。若松は、入社前後のギャップが“なさすぎる”ことに一番驚いたという。

「特にビジョンの浸透率は想像以上でしたね。各自が『日本をぶち上げる』という言葉を深く落とし込んで、行動へとつなげているんです。

私が現場のメンバーにお願いすることって『プライバシーポリシーを入れてください』とか『広告審査の依頼を出してください』とか、大抵は面倒なことばかり。それでも、ビジョンを実現するためにはこういう守りの部分も必要なんだと理解し、皆が迅速に動いてくれる。とてもありがたいことです」

加えて、誰かが困っていたらすぐに手を差し伸べるようなオモテナシップも、事業・組織における潤滑油となっていると話す。

法学部を卒業後、一度社会に出てから「主体的に仕事がしたい」とプロフェッショナルになる道を選んだ若松。会社員を続けながら法科大学院に通い、司法試験には1発で合格した。

弁護士になってからも、自らの声に真摯に耳を傾けながら、実現したいことを明確にし、貪欲にステージを変えてきた。

改めて。彼女はジールスでどのようなキャリアを築いていきたいのだろうか。

「弁護士のキャリアは、スペシャリスト、ゼネラリストに大別されるのですが、ジールスはそのどちらも叶えられる職場だと思っていて。

幅広い業務内容をこなしながら、広告関連については専門性を高めながら取り組むことができますし、さらには会社の成長に伴ってコンプライス法務も重要な位置づけとなっていきます。

事業や組織の成長過程に身を置きながら、弁護士として未知数の可能性を広げられる......もう、ワクワク感しかないですね(笑)」

攻め続けるジールスの裏に、堅牢な守りを敷く若松あり。同社の動向に今後ますます注目していきたい。

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