I report on the vices beat

グリーン・サム・インダストリーの栽培センター(Photo by Jonathan Wiggs/The Boston Globe via Getty Images))

嗜好用大麻は、米国人がパンデミックのストレスを軽減するために役立ったが、大麻の売上は経済の再開が進む中でも衰えていない。

シカゴに本社を置き、12州で大麻関連事業を展開するグリーン・サム・インダストリー(GTI)の第1四半期の売上高は1億9440万ドル(約213億円)に達し、前年同期比90%増を記録した。同社の創業者でCEOのBen Kovlerは、「単純な話だ。アメリカの消費者は、より多くの大麻を求めている」と話した。

GTIの第1四半期の売上高はマサチューセッツ州のキュアリーフ(Curaleaf)に次ぐ業界第2位で、利益率は業界最高だった。金融サービス会社コーウェンのレポートによると、GTIの調整後EBITDA利益は36.7%で、業界で最も高い水準だという。

ニーダム社の大麻担当アナリストのマット・マッギンレーは、「GTIは第1四半期に、予想を上回る収益の伸び、安定したマージン率、強力なフリーキャッシュフローを記録した」と述べた。彼は、大麻業界の需要が加速していることから、GTIの今後2年間の成長見通しは「素晴らしい」と述べている。

12州に合計97の小売店と13の製造施設を持つGTIは、イリノイ州、ペンシルバニア州、ネバダ州の中核市場から収益の大半を得ているが、ニューヨーク州のような新たな嗜好用大麻市場への進出に向けて準備を進めている。

今月初め、GTIはバージニア州の医療用大麻事業者Dharma社を8300万ドルで買収すると発表した。2024年までに成人の大麻使用を合法化する予定のバージニア州は、大麻の栽培と販売が許可される企業を5社に限定しようとしている。

GTIのKovlerはバージニア州に強気だ。「850万人の人口を抱えるバージニア州で、合法大麻市場に参入する5社のうちの1社となることで、当社は適切な時期に適切な場所にいることになる」と彼は話した。

GTIは先日、ラスベガスのストリップ地区に、ベイエリアのヒップホップアーティストらが立ち上げた大麻ブランドCookiesのショップをオープンした。パンデミックは、ラスベガスに壊滅的な打撃を与えたが、ここ最近になってカジノは100%のキャパシティでの営業が認められた。

Kovlerは、「大麻はアメリカの次の偉大な成長物語になる」と考えている。コーウェンのデータによると、米国の大麻産業は2020年に年間175億ドルの売上を上げ、2030年には1000億ドルの巨大産業に変貌する見通しという。

「津波のような需要がやってくる。これはモンスター級の需要で、落ち込むことは考えられない」とKovlerは話した。

編集=上田裕資

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