部下の熱意を引き出す上司、7つの極意

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5.部下にチャンスを与えよう

上司としての権限を利用して、部下にチャンスを与えよう。たとえば、プロジェクト・リーダーや部長、幹部に引き合わせてあげるといい。部下はきっとこう思うはずだ。「上司はわざわざ自分のために取り計らってくれた。ありがたい」と。

部下をバックアップしよう。近く始まるプロジェクトのリーダーに適任だと考えている部下がいたら、管理職が集まる会議で、その名前を紹介してみてはどうだろうか。たとえ本人がその場にいなくても、キャリアアップの後押しとなる。

6.仕事以外の話をしよう

部下と話をするときに、仕事以外の話題に触れてみよう。そうすれば、人として好感を抱いていることが示せる。1人の人間として気遣っていることが伝われば、部下のほうも上司のことを、上司以上の存在として見るようになる。そのような深い結びつきが生まれれば、部下はあなたに対しても、仕事に対しても、より大きな責任を感じるようになるだろう。

7.メンターになろう

1日15分程度でいい。部下のために時間を割き、指導し、助言しよう。忙しい合間を縫って自分のために時間を取ってくれたことに、相手はきっと気がつく。その手間とアドバイスに感謝の念を抱き、これからも、上司であるあなたから学びを得るべく、最善を尽くすだろう。従業員のために努力を惜しまなければ、相手もあなたのために努力してくれるに違いない。

人々から最大限の力に引き出したいなら、相手がもっとコミットしたくなるような接し方をする必要がある。もちろん、あなたは善良な人間であるべきだ。しかし、相手を気遣い、信頼し、その意見に重きを置き、その判断を尊重していること、柔軟に対応したいと考えていること、相手のキャリアアップを望んでいることを、意図的に示すことも必要なのだ。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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