マネー

2021.05.18 15:00

【5月第2週資金調達まとめ】資産管理アプリ運営のマネーツリーが26億円調達


スタートバーン


調達額:11億2000万円
調達先:SXキャピタル / TBSイノベーション・パートナーズ / iSGSインベストメントワークス / みやこキャピタル / 中野善壽 / 山本誠一郎 / 東京大学エッジキャピタルパートナーズ / 田口美和
備考:その他オプスから調達 / 東京大学エッジキャピタルパートナーズからは、一部新株予約権付社債にて引受 / 新株予約権は株式転換済み / 中野善壽氏、山本誠一郎氏からは新株予約権付社債にて引受 / 新株予約権は株式転換済み

オンライン上でアートを流通させるサービス「Startbahn」を運営するスタートアップ。

「Startbahn」はアート作品の登録・売買機能を提供すると同時に、ブロックチェーンの技術を用いて改ざんや紛失することなく、作品証明書発行・来歴証明が可能なサービス。作成した作品証明書・来歴の記録は同サービス以外の場でも権利移転ができる。

従来は自身の作品が今誰の手に渡っているのか分からないといった作者の問題を解決し、永遠に作品の価値が残り続ける世界を実現している。

その他、アート×テクノロジーを軸とする事業を複数展開しており、展覧会の企画、運営事業である「Real Space Exhibition」やブロックチェーンの共同開発事業がある。

2021年5月には、みやこキャピタル、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、オプス、SXキャピタル、TBSイノベーション・パートナーズ、iSGSインベストメントワークス、田口美和氏、中野善壽氏、山本誠一郎氏を引受先とした第三者割当増資、および新株予約権付社債の発行によって、11億2000万円を調達した。

今回の調達により、アート作品の信頼性を守るためのブロックチェーン証明書「Cert.」の仕組み強化と国際的な普及を推進していく予定だ。

坂ノ途中


調達額:8億3108万円
調達先:MINER ALLEN PARKER / SBIインベストメント / taliki / ハックベンチャーズ / フューチャーベンチャーキャピタル / 三井住友海上キャピタル / 味の素 / 日本政策金融公庫 / 池田泉州キャピタル
備考:シリーズC / 他、GLIN Impact Capitalが出資 / SBIインベストメントはハウス食品グループイノベーションファンドを通じて出資 / フューチャーベンチャーキャピタルは京信イノベーションC投資事業有限責任組合を通じて出資 / 池田泉州キャピタルは関西イノベーションネットワーク投資事業有限責任組合を通じて出資

新規就農者を中心とした提携生産者が栽培した農産物の販売を手がけるスタートアップ。

同社は、環境負荷の小さな農業を広げるためのさまざまな活動を展開。

農産物販売事業では、提携生産者の選定において、環境負荷の低減を目指す点やコミュニケーションを大切にする点など、5つの独自の取り扱い基準を設けている。

他にも、本と野菜のお店「本と野菜 OyOy」、オーガニック・エコ農業に取り組んでいる生産者とバイヤーをマッチングさせるサービス「farmO」、柑橘系フルーツやコーヒーの栽培、自家農場の運営、ラオスやウガンダでの環境保全プロジェクトなども手掛ける。

2021年5月には、三井住友海上キャピタル、ハウス食品グループイノベーションファンド、味の素などを引受先とした第三者割当増資、および日本政策金融公庫等からの融資により、総額8億3108万8,000円の資金調達を実施、増資による調達額は累計約13億7200万円となった。

今後、生産者との連携強化、自社便流通網の拡充、ロジスティクスセンターの立ち上げによる物流体制の強化、海外事業「海ノ向こうコーヒー」の拡大などに取り組んでいく方針だ。
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文=STARTUP DB

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