テクノロジー

2021.05.18 22:00

薄さがすごい「新iMac」、在宅メインならライバルはMacBookか

24インチの4.5K Retinaディスプレイを搭載する新しいオールインワンデスクトップ「iMac」


高性能カメラ&マイクでビデオ会議の品質向上


新しいiMacの強化されたビデオカメラ、スタジオ品質のマイクはビデオ通話時に抜群の効果を発揮する。
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Apple M1チップに統合されている高性能な画像信号プロセッサーにより、フロントパネルに搭載する1080p FaceTime HDカメラで撮影する動画を毎秒ピクセル単位で解析。暗い場所にいる人物の顔も明るく色鮮やかな映像に補正処理をかけてくれる。ビデオ会議のカメラ映りを良くするためのアイテムとして、昨年特に注目された外付けカメラや卓上LEDライトも要らないほど、iMac単体でユーザー自身の姿が美しく撮れる。


ビデオミーティングの音声も本体に内蔵するスタジオグレードのマイクによりクリアに集音する

音声についても同様に、新しいiMacに内蔵されたスタジオグレードのマイクユニットが効果的だ。筆者も昨年からビデオミーティングによる取材の機会が増えたことから、声美人になるために外付けUSBマイクを購入した。だがやはり設置スペースを取るため、毎度使い終わるたびの片付けが面倒になる。高性能マイクをビルトインしているiMacなら聴き取りやすいクリアな声が相手に届けられるし、毎度セットアップの手間も要らない。
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そして何より24インチの広々としたディスプレイならば、ビデオ会議用のアプリケーションとテキストエディタを同時に立ち上げながら、メールやWebをチェックしたり、ゆとりあるデスクトップスペースが確保できる。ここはMacBookシリーズとの大きな違いでありメリットに感じられた部分だ。

MacBookの隣にiPadを置いてSidecar機能で2台目ディスプレイとして使っていた方も、1台の大きな画面のiMacを導入してデスクトップのスペースを有効活用してみてはいかがだろうか。

ライバルはMacBookシリーズ


iMacは家族やオフィスの共有パソコンとして、ログインユーザーを分けて管理しながら使われることも多かったマシンだ。新しいiMacは取り回しもよく、まるで大きなラップトップPCのように軽快に扱える。在宅ワークやプライベートな用途にメインPCとして使い倒す1台を、高性能なオールインワンデスクトップである本機に切り換える価値があると思う。

新しいiMacはアップルのMacBookシリーズを含むラップトップPCの強力なライバルになるだろう。

連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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文・写真=山本 敦

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