国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」


では、走りはどうか。まず、ヒュンダイ・トゥーソンは視認性がよく、この仕様の1.6Lターボのパワーは十分。「ただ、サスペンションは多少硬い感じがするし、ステアリングも少し遊びがあるので、お勧めしない」と、ワトソンは言ってる。

トゥーソンの写真
ヒュンダイ・トゥーソン

キア・スポタージュはトゥーソンの兄弟車だから、エンジンの種類も同様だし、サスペンションの設定も同じなので、走りも乗り心地もかなり似ている。でも、この仕様は2Lディーゼル・ハイブリッドだから、トゥーソンより低速のトルク感は太いけど、ブレーキフィールが敏感すぎて少し人工的な感じがする。

CX5に乗り換えると、走りも2台の韓国車より優れていることに気付く。ステアリングフィールの手応えも重さもちょうどいいので狙ったラインを綺麗にトレースしてくれる。この2Lのディーゼルハイブリッドは、韓国車よりも低中速トルクのレスポンスがいいし、燃費も勝っている。ギアがカチッと入る6速MTだから、かなりスポーティになっているのでディーゼルとの相性がいい。信認性もいいものの、小回りの効き方は、少し韓国車に負ける。

スポルタージュの写真
キア・スポータージュ

さて、軍配はどの車に上がるのか。ヒュンダイとキアのSUVは兄弟車だから、中身はかなり似てはいるものの、異なる外観デザインで差別化を測っている。それでも、CX5の外観スタイリングや室内デザイン、そして質感が一段と優れているし、ハンドリングや乗り心地もマツダが優秀。

ということで、日本と韓国の3台を比較した結果、CX5はインフォテーメントと回転半径では韓国車に多少劣るという評価だったけれど、全体的に言えば、今回の軍配は間違いなくマツダCX5に上がった。

国際モータージャーナリスト、ピーターライオンの連載
「ライオンのひと吠え」過去記事はこちら>>

文=ピーターライオン

マツダ起亜自動車現代自動車
この著者の記事一覧へ

PICK UP

あなたにおすすめ