キャリア・教育

2021.05.22 15:00

隠さず本音で話せるか? 自分に合う「コーチ」の見つけ方


コーチ見極め:本音をさらけ出せそうか?


複数のコーチから、自分にあったコーチを見極めるにはどうしたらよいのか。続いて、そのポイントを5つ紹介します。

1. 資格・経歴


コーチング資格は全て民間団体のものであり、国家資格ではありません。そのため、必須の資格もなければ、質を保証する資格もありません。また、経歴に関しても規則がないため、コーチになるまでやコーチになった後の経歴は様々です。

例えばあなたが大企業勤務であれば、同じ経験のあるコーチの方が話しやすいかもしれませんし、その逆で、全く異なる人の方が話しやすいということもあるかもしれません。コーチは皆それぞれ資格や経歴を記載しているのでその内容をチェックしましょう。

2. 契約期間・料金


コーチングは1回受けただけで劇的な変化を見込めるものではありません。従って、ある程度の効果を実感してもらうために、最低契約期間を設けているコーチもいます。そうした契約期間によって、金額や支払い方法も変わってきます。

コーチング料金は、安いと1回数千円、高いと数十万円とピンキリです。自分が無理なく継続的に支払うことができ、自己投資として納得できる金額のコーチを選ぶと良いでしょう。

3. 方法


最近はビデオ通話システムを活用したオンラインコーチングが主流になりつつあります。オンラインかオフラインか、オンラインもビデオ通話なのか電話なのか、オフラインならどのエリアなのか、選択肢は多数あります。選んだコーチがどのような方法を推奨しているか確認しましょう。


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4. 人間性


コーチのSNSやブログを見るのもおすすめです。コーチの日常、仕事への姿勢を垣間見ることができ、自分の抱えている課題を共に解決するパートナーになってくれそうか判断する材料になります。

5. 相性


いろいろ書きましたが、結局一番大事なのは相性です。ここでいう「相性」とは、「本音を開示できるか」です。コーチングは、コーチを信頼して本音を開示できるかが肝。逆に言うと、信頼できず、悩みを開示できない状態だと、コーチングが機能しなくなります。「なぜだかわからないけどこのコーチは信頼できる、話しやすい」などの感覚的なものが意外と重要です。

「本音を開示できるか」を見極めるには、やはり一度話してみることが一番です。コーチによっては「体験セッション」を提供していたり、セミナーやワークショップを行っていたりするので、そうした機会を活用するのがおすすめです。
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文=松村映子

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