同ランキングは、世界の公開企業を売上高、利益、資産、時価総額の4項目で分析し、順位付けしたもの。今年の2位はJPモルガン・チェース、3位はバークシャー・ハサウェイだった。両社はいずれも、昨年から順位を一つ上げた。国別では米国が590社と最多で、次いで中国(本土と香港)の350社、日本の215社、英国の66社、韓国の62社となった。
フォーブス統計担当編集者のアンドレア・マーフィーは「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)は今年のグローバル2000リストに大きな影響を与え、売上高と利益の総計は昨年から減少した」と指摘。
「航空など特定の業界が大きな打撃を受けた一方で、小売大手はオンラインショッピングへの移行が進む中で業績が良かった。また、ここ1年間での合併・買収(M&A)の活発化と新規株式公開(IPO)の増加により、多くの企業がグローバル2000初登場を果たした」としている。
今年の2000社の年間売上高総計は39兆8000億ドル(約4360兆円)、利益総計は2兆5000億ドル(約270兆円)、資産総計は223兆4000億ドル(約2京45000兆円)、時価総額の総計は79兆7000億ドル(約8720兆円)。資産と時価総額は昨年から上昇したが、売上高と利益は減少した。
以下は、今年の「グローバル2000」ランキングのトップ10社。2000社の全リストはフォーブス英語版サイト(https://www.forbes.com/lists/global2000/)で公開されている。
1位 中国工商銀行
2位 JPモルガン・チェース
3位 バークシャー・ハサウェイ
4位 中国建設銀行
5位 サウジアラムコ
6位タイ アップル
6位タイ バンク・オブ・アメリカ
6位タイ 中国平安保険
9位 中国農業銀行
10位 アマゾン・ドット・コム