スペースX、暗号資産ミッション「ドージ・ワン」を来年実施へ

イーロン・マスク(Photo by Maja Hitij/Getty Images)


暗号通貨の利用は宇宙に広がる


マスクはさらに、先週末に出演したテレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」でも度々、ドージコインについて言及していた。

ドージ・ワンミッションの詳細はまだ発表されておらず、彼らが月で何をするかも明らかになっていない。しかし、The Vergeで宇宙関連記事を執筆するジョーイ・ルーレットによると、このミッションには何らかの「デジタルアート」が含まれるという。

スペースXは以前からいくつかの月面ミッションを計画しており、来年には、Intuitive Machinesのミッションを打ち上げ予定だが、これはDOGE-1と同じ打ち上げになるかもしれない。今回のドージ・ワンの発表は、スペースXが再利用可能ロケットの「ファルコン」シリーズを使って宇宙へのアクセスコストを下げていることを示す最新の事例でもある。

今回のミッションのコストは明らかにされていないが、かつて月に到達するために費やされた何億ドルや何十億ドルという金額をはるかに下回ることは確実だ。

スペースXの販売担当バイスプレジデントのトム・オチネロは、「今回のミッションは、暗号通貨のユースケースが地球軌道を超えて広がり、惑星間の商取引の基盤を築くことを実証するものだ。ドージ・ワンを月に打ち上げることに興奮している」と述べた。

編集=上田裕資

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