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2021.05.10

日本のコロナワクチン接種、感染者急増もペースは上がらず

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高まる「東京五輪中止」求める声


ワクチン接種が進まない状況と、感染者の急増による非常事態宣言の延長を受け、7月23日から開催予定の東京五輪・パラリンピックの実現性を疑問視する声が強まっている。

東京五輪は(感染を大幅に拡大させる)「スーパースプレッダー・イベント」になる可能性が「非常に高い」として、東京都知事選に無所属で数回立候補している宇都宮健児弁護士が中止を求めて開始したオンライン署名活動は、すでに31万5000筆近く(10日正午時点)の署名を集めた。

ただ、それでも日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)は、大会は予定通り開催すると主張。外国人観客の受け入れは認めないこととしたものの、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は7日、「国内の観客については6月に決定する」と発言している。

一方、IOCは6日、大会に出場するすべての選手と関係者らに無料で新型コロナウイルスワクチンを提供するため、ファイザーと独ビオンテックから供与を受けることで合意したことを明らかにしている。

編集=木内涼子

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