グーグルが最新のPixelの撮影画像をうっかり掲載、6月発売に期待

Getty Images

グーグルは4月にミッドレンジ向け5G対応スマートフォン「Pixel 5a 5G」の開発中止の噂を否定し、2021年中に米国と日本で発売するとアナウンスしたが、そのスペックの詳細は明らかになっていない。しかし、グーグルがうっかり公式ブログに掲載した写真から、そのディテールが見えてきた。

Pixel 5a 5Gについて公式に知らされているのは、「この端末が年内に発売される」ということのみだが、グーグルからのリーク情報でこの端末のカメラのスペックの詳細が少し明らかになった。

同社は、PixelシリーズのHDR+カメラテクノロジーを説明するAI Blogの記事に、まだ発売されていない「Pixel 5a」で撮影されたと思われるサンプル画像を掲載した。

この写真はすぐに削除されたが、ニュースサイト9to5Googleは写真を即座にダウンロードし、埋め込まれたEXIFデータを検証した。EXIFデータは画像の追加情報を提供するもので、今回はカメラのモデル名「Google Pixel 5a」に加えて、この端末がF2.2のレンズと超広角レンズを備えていることが明らかになった。

これらのカメラの仕様は、新たな端末がPixel 4a 5Gを含む現行のPixel端末と同様のデュアルカメラ仕様となることを示唆している。さらに、EXIFデータに埋め込まれたモデル名の「Pixel 5a」には5Gの表記が含まれておらず、最新端末には5G版と非5G版が個別に用意されない可能性が示されている。

おそらくPixel 5aと呼ばれることになる新端末は、6月11日に発売されると噂されているが、Googleからの公式声明は出されていない。この端末はSnapdragon 765Gチップと、6.2インチ FHD+ 有機EL(OLED)ディスプレイを搭載し、2眼のリアカメラは高速自動フォーカス技術のPDAF機能に対応し、移動する被写体にすばやくピントを合わせることが可能とされている。また、背面には指紋認証センサーが搭載されるという。

パンデミックの影響によるチップ不足の結果、Pixel 5aの発売は中止になったと一部で噂されたが、この説をグーグルは打ち消した。ただし、同社によると広範な地域での展開は困難で、発売は米国と日本に限定されるという。

編集=上田裕資

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