医療専門家に聞く、自分に合わせたマットレスの選び方

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・暑がりな人

冷却メモリーフォームマットレスか、マットレスの層の間に一定の空気の流れが生じるハイブリッド型マットレスがおすすめだ。ハイブリッド型は、硬いスプリング入りのマットレスの上に通気性の良いラテックスやメモリーフォームの層が載せられ、それぞれの良い部分を組み合わせているため、硬過ぎず柔らか過ぎないものが多い。

・マットレスの好みが異なるカップル

調整可能なエアーマットレスを検討しよう。スチールコイルの代わりに2つの空洞に空気を入れ、硬さを調整できる。

・アレルギーがある人

アレルギー対策を施したマットレスを検討しよう。ラテックスとメモリーフォームはどちらも抗菌性が高く、カビやアレルゲン、イエダニに対する耐性があるため、アレルギーがある人には理想的だ。

・環境意識が高い人

綿やラテックスなどの天然素材を使った有機マットレスには、健康だけでなく環境にも有害なホルムアルデヒドやベンゼン、難燃剤のような化学物質が使われていない。

・そのほかの注意点

マットレスは購入前に必ず試すこと。チェリアンは「長期のお試し期間を提供するマットレス企業を探そう。人の体はそれぞれ異なり、同じマットレスでも違った反応が出るため、マットレスの表示内容は結局のところ、すべて主観的なものだからだ」と述べた。

また、心地良いマットレスへの投資だけでなく、就寝時の習慣を見直すことでも睡眠の質を改善できる。睡眠医師のメレディス・ブロデリックは「健康的な睡眠習慣を確立する最大のコツは、週末も含め毎日同じ時間に起きることだ。週末はどうしても遅い時間に起きてしまうようであれば、それは平日に睡眠が足りていないことが原因かもしれない」と述べている。就寝前に飲んだり食べたりするものにも注意し、ベッドに入る前の少なくとも30分前には電子機器の電源を切ろう。

編集=遠藤宗生

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