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リモートワークを始めてから、オフィス勤務時よりも仕事の時間が増えたと感じている人は少なくない。いわゆる「ズーム疲れ」に襲われ、まるで仕事に終わりがないような感覚に陥ってしまうこともある。

深夜に仕事のメールへ返信したり、通常の勤務時間外に仕事関係の電話の予定を入れたりしていないだろうか。子どもも自宅からリモートで授業を受けているため、仕事の電話は子どもが静かになる午後8時以降の方が都合がよい。

しかし気付いたら、仕事が終わったのは午後11時過ぎ。気晴らしにユーチューブの動画を見たり、ソーシャルメディアの投稿を読んだりしていると、あっという間に午前1時になってしまう。

プライベートに仕事が入り込むことで、多くの人は深夜に自分だけでリラックスする時間を確保するようになった。ただ、そのためにスマホやパソコンの画面を眺めると、睡眠に影響する恐れがある。

リモートワークをしながら子どもの教師役もこなすことで、完全な燃え尽き状態に陥る可能性は高まる。新型コロナウイルスの流行が続く中、ストレス解消の手段は限られており、リモートワークのせいで仕事とプライベートの境界線がぼやけてしまう場合もある。

米誌フォーチュンが米国で行ったアンケート調査によると、リモートワークにより生産性が落ちたと感じている人が最も多い年齢層は、意外にも18〜24歳だった。一方で良い結果としては、リモートワークをしている人の47%がオフィスワークと同レベルの生産性を保てていことが分かった。さらに24%は、生産性が向上したと答えている。生産性が落ちたと回答したのは、全体の24%だった。

コロナ流行中のワークライフバランスについて言及する企業は増えている。シティグループのジェーン・フレイザー新最高経営責任者(CEO)は従業員へ向けたメッセージで、「曖昧になるプライベートと仕事との間の境界線と、コロナ流行下での仕事の過酷さが、私たちの健康をむしばんでいる」とした。

フレイザーはさらに、毎週金曜日に行うオンライン社内会議では今後、参加者はビデオをオンにする必要はないとの方針を発表。また、仕事の電話は通常の勤務時間内に済ませるよう推奨した。シティグループは他の企業と同様、リモートとオフィスを組み合わせた「ハイブリッド」型の働き方の恒久的導入に向けて動いており、従業員は週2日のリモートワークを選択できるようになる。

編集=遠藤宗生

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