Dalalは13歳のとき、ネットを通じて知り合ったノルウェー、ロシア、アメリカのアプリ開発者4名とTeam Labsを設立し、2019年9月に800万ドルを調達した。
同社の売上は、2018年から250%増加し、100万ドルを突破した。顧客数は、7万社に及び、コカ・コーラやグーグル、ヒルトンなどの大手企業も同社のサービスを利用している。
Dalalは、フォーブスが4月20日に発表した、アジアを代表する30歳未満の30人を選出リスト「30アンダー30アジア」の2021年版のコンシューマー・テクノロジー部門に選出された。
同じく選出されたインドのBhaswat AgarwalとMukul Rustagiもデジタルツールを開発しているが、彼らの顧客は学校の教師たちだ。2人が設立した「Classplus」は、教師らがオンライン講座を提供し、その見返りに支払いを受けられるモバイルプラットフォームを運営している。Classplusでは、5万人を超える教師たちが1000万人以上の生徒を教えている。
アジアを席巻する「エドテック」
インドでは、数億人もの学生に対する学習支援への需要が高まっており、エドテックは起業家たちに大きな機会を提供している。
バンガロールに本拠を置くエドテック・プラットフォーム「Teachmint」は、教師による授業のデジタル化を支援し、オンラインで生徒に教えることでより多くのオーディエンスにリーチすることを可能にしている。Divyansh BordiaとAnshuman Kumar、Mihir Gupta、Payoj Jainらが設立した同社は、昨年10月にLightspeed Indiaが主導したシードラウンドで380万ドルを調達した。このラウンドには、Better CapitalとTitan Capitalも参加した。
インド工科大学デリー校(IIT Delhi)とスタンフォード大学の卒業生らが設立したエドテック企業「Udayy」は、子供を対象に英語と算数のオンラインライブ授業を提供している。2019年にSaumya YadavとMahak Garg、Karan Varshneyらが設立した同社のプラットフォームでは、200名を超える教師がゲームを組み入れたインタラクティブな学習アプローチを用いて累計13万人の生徒を指導した。
同社は、今年1月にシードラウンドを実施し、ニューヨーク本拠のFalcon Edge Capitalが運営するAlpha Wave Incubation FundやインドのInfo Edge Venturesなどから250万ドルを調達した。