第2世代の「スーパー・クルーズ」
Lyriqには、第2世代の「スーパー・クルーズ」が標準装備されており、高速道路でのハンズフリー走行や、自動レーンチェンジが可能だ。また、最近リリースされたエスカレードと同じく、19個のスピーカーを含むAKGの高級オーディオシステムが搭載されている。
Lyriqには、シボレー・ボルトと同じくワンペダル走行モードが搭載されており、ペダルから足を離せば回生ブレーキが作動し、減速する。ドライバーは、ハンドルの後ろにある感圧パドルを使って減速することもできる。ボルトにもパドルが備わっているが、オンとオフを切り替えるだけのスイッチだ。
GMでグローバル・キャデラック担当副社長を務めるRory Harveyは、公式発表前のブリーフィングで次のように述べた。「今後北米で発表する全てのキャデラックは、最高水準のラグジュアリーEVになる」。現行モデルについては、今後数年間に渡ってマイナーアップデートが行われるという。
GMは、昨夏にLyriqを公開した際、ディーラー878店に対して、キャデラックの販売を継続したいのであればEV化に力を注ぎ、必要な器具や部品、トレーニングに投資をする必要があると通達した。
「キャデラックの全ディーラーのうち、約200店が今後取り扱いを止める考えだ」とHarveyは述べた。EV化を望まないディーラーについては、GMが買取る方針だという。