ビジネス

2021.05.04

ウーバーが参入に意欲の「大麻デリバリー市場」が抱える課題

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合法大麻は年間1000億ドル市場に


そして、大麻デリバリーも同様に巨大市場に発展する可能性がある。投資銀行のコーウェンは、2025年までに合法大麻産業の年間売上高が401億ドルに達し、2030年には1000億ドルに達すると予測している。

ウーバーが大麻のデリバリー市場の一角を占めることができれば、新たな収益源となる可能性がある。

しかし、ウーバーはDrizlyの買収計画に、同社の子会社でコロラド州などで大麻デリバリーを行うLanternを含めていない。これはウーバーがこの分野への参入が時期尚早である考えているからだろう。

ピーター・ティールの出資を受けた、ハイエンド大麻のデリバリー企業「Sava」の創業者のアンドレア・ブルックスも、ウーバーがそれほどの脅威とは感じていないようだ。

「ウーバーが大麻デリバリーに参入するとしても、まだ先のことになる。ドアダッシュなどの企業も、連邦政府レベルでのが合法化が実現するまでは、手を出せないはずだ」と、ブルックスは話した。

編集=Forbes JAPAN編集部

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