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ルミナー創業者のオースティン・ラッセル(C)Luminar

LiDARのメーカーの「ルミナー(Luminar)」は自動運転領域にとどまらず、航空分野に進出しようとしている。同社はエアバス社の先端技術部門と提携し、3Dビジョンテクノロジーを航空機の安全性向上や、自律飛行の実現に役立てようとしている。

このニュースを受けて、ルミナーの株価は4月26日の市場で急上昇した。

カリフォルニア州パロアルト本拠のルミナーは、エアバスの子会社のAirbus UpNextにLiDAR センサーを供給する。同社は金銭的な条件については開示していない。両社のチームは今後、自律型航空機の開発の一環として、ルミナーの技術が航空機のセンシングとパーセプションをどれだけ向上させるかを評価するという。

ルミナー創業者のオースティン・ラッセルは、フォーブスの取材に「当社にとってエアバスは最高のパートナーだ。航空業界の市場規模は約1兆ドルであり、巨大なチャンスが広がっている。これまで自動運転車にフォーカスしてきた当社は、約10年分の経験と数億ドルの投資を、隣接する市場にシフトさせていく」と述べた。

ルミナーは、ボルボやダイムラートラック、上海汽車集団(SAIC)らと契約を結んだ後、自動運転車向けのハイテクセンサーの製造を加速させる準備を進めている。同社のLiDARは、周囲の物体にレーザービームを照射し3次元の点群マップを作成する機能を持つが、これを航空機に導入すれば、離着陸時の障害物の検知に役立つことなどが期待できる。

両社は、今回のコラボレーションが、エアバスが1月に設立したエアバス・フライトラボ(Airbus Flightlab)の取り組みの一環であると述べている。フライトラボでは、航空分野の様々な新たなテクノロジーを検証していくという。

Airbus UpNext のCEOを務めるSandra Bour Schaeffer は、「ルミナー社との提携は、当社の自律飛行テクノロジーの開発を加速させる」と述べた。

ルミナーの株価は26日のナスダック市場で15%上昇し、25.51ドルで取引を終えた。

編集=上田裕資

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