マネー

2021.04.27

【4月第4週資金調達まとめ】クラウド型手順書作成ツールのスタディスト、18億5000万円調達


KiteRa


調達額:3億円
調達先:DIMENSION / XTech Ventures / ライフタイムベンチャーズ / 三井住友海上キャピタル / 日本政策金融公庫
備考:その他個人投資家を含む

働き方改革に対応した就業規則や社内規程をWeb上で自動作成できるSaaS「KiteRa -Pro-」を展開するスタートアップ。

「KiteRa -Pro-」はウィザードに沿って社員数などの企業情報を登録するだけで、標準的に備えておくべき規程の種類を自動的に診断・作成できるサービス。

作成した文書はクラウド管理されるため、すぐに公開することが可能で法改正に合わせて説明と押さえるべきポイントを配信するサポートもついている。

その他条文の追加や参照の多い規程の編集において、他の文書よりドラッグ&ドロップで一節を追加するといった効率的な機能を搭載している。

2021年4月には、XTech Ventures、DIMENSION、三井住友海上キャピタル、ライフタイムベンチャーズ、個人投資家を引受先とする第三者割当増資と、日本政策金融公庫からの融資を実施し、総額3億円を調達した。

今回調達した資金は、「KiteRa -Pro-」の機能拡充と人材の獲得を行う方針。

DATAFLUCT


調達額:3億円
調達先:東京大学エッジキャピタル
備考:シリーズA

CO2モニタリングソリューション「 DATAFLUCT co2-monitoring.」などを提供するスタートアップ。

「DATAFLUCT co2-monitoring.」は、防災や環境負荷の軽減を目標としたCO2モニタリングシステムである。

大気中に存在するCO2やメタン等の濃度を測定できる“いぶき”の衛星データを活用し、CO2の時系列分析を可能にすることで、エリアごとのCO2濃度と経済成長の関係性の示唆を得られる。

また、スマートシティー・SDGs領域にも注力しており、街づくりのPDCAサイクルをデータサイエンスで推進する「DATAFLUCT smartcity series.」を提供。

“防災・環境負荷の軽減”、“移動とエネルギー”、“にぎわいの創出”という街の3種類の課題を解決に導く。

他にも“マルチモーダル機械学習”に関わる事業に注力。

なお、同社は宇宙航空研究開発機構 JAXAの知的財産やJAXAの業務で得た知見を利用して事業をおこなう"JAXAベンチャー"として認定されている。

2021年4月には東京大学エッジキャピタルパートナーズを引受先とする第三者割当増資により3億円の資金調達を実施。

今回調達した資金は、マルチモーダル機械学習プラットフォームの開発・拡大を進め、データサイエンスの力で社会課題の解決に当てる方針だ。

文=STARTUP DB

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