「世界で最も価値のあるサッカークラブ」番付 バルサが初の首位

バルセロナのリオネル・メッシ(Getty Images)

バルセロナのリオネル・メッシ(Getty Images)

フォーブスによる最新の「世界で最も価値のあるサッカークラブ」ランキングで、バルセロナが初の首位に立った。バルセロナの価値は47億6000万ドル(約5150億円)と見積もられ、宿敵レアル・マドリード(47億5000万ドル)をわずかな差で上回った。過去16年間、レアル(5回)とマンチェスター・ユナイテッド(11回)の独占状態にあった首位の座をバルサが奪い取った。

フォーブスは各クラブの2019〜20シーズンの収入などをもとに価値を算出した。上位20クラブのランキング発表は2年ぶり。今回ランキング入りした20クラブの平均価値は22億8000万ドルと、前回より30%高くなった。パンデミック中の観戦制限のために収入は落ち込んだものの、世界規模の巨大なファン層の存在から収入は伸びる余地があると投資家に評価されている。

バルセロナは昨年、世界で最も稼ぐサッカー選手であるスーパースター、FWリオネル・メッシの退団騒動に揺れた。メッシは契約の最終シーズンを待たずにクラブを去る意思を示していたが、最終的にはメッシの残留とクラブの会長の辞任でひとまず幕引きになった。

最新ランキングは以下のとおり。

1位 バルセロナ(スペイン、ラ・リーガ)
本拠地:バルセロナ
オーナー・支配株主:クラブメンバー
価値:47億6000万ドル
前回比:+18%
収入(2020年):7億9200万ドル
営業利益(2020年):6220万ドル
負債比率:6%

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バルセロナで活躍するメッシとグリーズマン(Getty Images)

2位 レアル・マドリード(スペイン、ラ・リーガ)
本拠地:マドリード
オーナー・支配株主:クラブメンバー
価値:47億5000万ドル
前回比:+12%
収入(2020年):7億9200万ドル
営業利益(2020年):9200万ドル
負債比率:6%

3位 バイエルン・ミュンヘン(ドイツ、ブンデスリーガ)
本拠地:ミュンヘン
オーナー・支配株主:クラブメンバー
価値:42億1500万ドル
前回比:+39%
収入(2020年):7億300万ドル
営業利益(2020年):4920万ドル
負債比率:0%

4位 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド、プレミアリーグ)
本拠地:マンチェスター
オーナー・支配株主:グレイザー家
価値:42億ドル
前回比:+10%
収入(2020年):6億4300万ドル
営業利益(2020年):1億6660万ドル
負債比率:16%

5位 リバプール(イングランド、プレミアリーグ)
本拠地:リバプール
オーナー・支配株主:ジョン・ヘンリー、トム・ワーナー
価値:41億ドル
前回比:+88%
収入(2020年):6億1900万ドル
営業利益(2020年):6190万ドル
負債比率:2%
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編集=江戸伸禎

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