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アカデミー賞 撮影賞を受賞した「Mank/マンク」のエリック・メッサーシュミット(左、Getty Images)

4月25日、米ロサンゼルスで開催された第93回アカデミー賞で、ネットフリックスはまたしても作品賞の受賞を逃した。

ネットフリックスは今年、デヴィッド・フィンチャー監督の「Mank/マンク」で作品賞、監督賞など史上最多の10部門のノミネーションを獲得したが、念願の作品賞は受賞できず、美術賞と撮影賞の2つを受賞した。この作品は、ハリウッドの古典的名作である「市民ケーン」(1941年)の誕生秘話にスポットを当てた人間ドラマだ。

ネットフリックスは、数百万ドル規模の受賞キャンペーンを展開し、作品賞候補を支援してきた。その中には、昨年のエントリー作品であるマーティン・スコセッシ監督の「アイリッシュマン」が含まれるが、この作品は昨年のアカデミー賞で10部門にノミネートされながら、いずれの賞も逃していた。

2019年の同社の作品「ROMA/ローマ」は監督賞、外国語映画賞、撮影賞の3つを受賞したが、作品賞は逃していた。その当時、業界関係者は、ハリウッドでのストリーミングサービスの影響力が強まっていることに対する映画業界の不安が、この結果を招いたと考えていた。

ネットフリックスは今年、「Mank/マンク」に加え、1968年の民主党大会における、ベトナム反戦デモ隊と警官隊の衝突を扇動したとされる面々の裁判を描いた「シカゴ7裁判」でも作品賞にノミネートされていたが、受賞は逃している。

同社は今年、「Mank/マンク」で獲得した2つに加え、下記の4作品でも合計5つのアカデミーを受賞した。
「マ・レイニーのブラックボトム」:衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞
「オクトパスの神秘: 海の賢者は語る」:長編ドキュメンタリー賞
「隔たる世界の2人」:短編実写映画賞
「愛してるって言っておくね」:短編アニメーション賞

これらの作品の再生回数は今後、急増することが予想される。ネットフリックスはVarietyの取材に、「Mank/マンク」がアカデミー賞にノミネート後の数日間で、702%という劇的な視聴者数の増加を記録したと述べていた。

編集=上田裕資

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