注意散漫を防ぐ4つの方法

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世界で新型コロナウイルス感染症が流行し、世の中は悲しみや不安、混乱に包まれ、人々は数カ月にわたり延々と外出制限を余儀なくされている。このような状況で、これまで何かに集中することは難しいことだった。

自宅にとどまらなければならないときでも人生は続き、私たちは勤務を続けなければならない。毎日の生活にやる気が持てない場合、どのようにして集中力を維持すればよいだろう? ここでは、作業になかなか集中し続けられない場合に注意散漫をなくす、効率的な4つの方法を紹介する。

1. 障壁を予想し、解決策を生み出す

理想的な作業環境を作り出し、集中する準備をしよう。作業場所や寝室のドアを閉め、携帯電話の電源を切るか機内モードにする。フリーダム(Freedom)やセルフコントロール(SelfControl)などのアプリをインストールし、ソーシャルメディアやネットショッピングに興じることなく作業を続けられるようにすること。

いつもあなたの集中を邪魔するような特定の人がいる場合、距離を取るための作業場所を見つけよう。生産性を妨げるような言い訳や障壁は取り除くこと。

2. 短い間隔で集中して働く

ノースカロライナ大学のラーニング・センターは学生に対し、注意散漫を防ぐコツをいくつか紹介している。その一つは労働者にも当てはまるもので、1度に1時間以下の短い間隔で集中して作業に取り組み、その後休憩を取るというものだ。

毎時間短い休憩を取ることで、取り組んでいる作業に集中し続けることができ、仕事が終わるまでネットサーフィンやソーシャルメディアの確認を楽に避けられるようになる。

3. あらゆるものをまとめて確認する

ハーバード・ビジネス・レビュー誌は、1日のうち時間を決めて電子メールやソーシャルメディア、インスタントメッセージ、テキストメッセージなどをまとめて確認するようにし、散発的に確認しないことを勧めている。

「たとえ10分の1秒だったとしても、あらゆるものを『ただ手短に確認』していれば、1日の生産性損失は合計で40%になってしまいかねない。作業を切り替えてから再び集中するまでには23分間かかることがある」(ハーバード・ビジネス・レビュー)

なかなか作業に集中し続けられない場合は、インボックス・ポーズ(Inbox Pause)のプラグインなど、アプリやウェブサイトブロッカーを使うことが有益だ。

4. 頻繁に休憩を取る

移動により認知能力が上がり、1時間ほどの間隔で頻繁に休憩を取ることで集中力が上がることが複数の研究から示されている。集中して短時間の作業を終えたら、ためらわずに水を飲んだりトイレに行ったり、散歩に出掛けて新鮮な空気を吸ったりしよう。こうした行動が最終的には生産性を上げてくれるはずだ。

翻訳・編集=出田静

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