Got my mind on your money.

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キーラ・キャブレット(Keyla Cabret)の記憶にある限り、米保険大手アメリカンファミリー生命保険(アフラック)は、多様性を常に優先事項として掲げてきた。最近はさまざまな企業が、公平性とインクルージョンを推進する取り組みを誇らしげに宣伝し始めるようになったが、アフラックはその何年も前から人材採用の多様化を図っており、ジョージア州コロンビアでは黒人の高校生をインターンに採用してきた。

それが、キャブレットの同社におけるキャリアの原点だ。まだ高校2年生だった1995年、彼女は、アフラック人事部で1日に2時間、パートタイムのインターンとして働き始めた。それから約26年後の2021年1月、キャブレットは、アフラックの多様性・公平性およびインクルージョンの取り組みを担う部署のディレクターとして若い人たちと関わるようになった。

「私はこれまで、自分自身と、アフラックの多様性に向けた取り組みに打ち込んできた。それは、人生を構築していく努力だった。当社の先見の明について、心から誇りに思っている」とキャブレットは語る。「私がそうだったように、若い職業人にとって、アフラックには、挑戦できるチャンスが常に存在している。自らリーダーな役割を果たすことに不安を感じたことは一度もない。成功例として見本にできる人がまわりにたくさんいたからだ」

そうした状況は今も変わっていない。米アフラックによれば、2020年末現在、従業員の46%はマイノリティ社会に属する人間だ。また、65%を女性が占めている。同社取締役会の構成メンバーも、約64%が女性またはマイノリティの人間だ。

こうした公正さに向けた尽力が認められ、米フォーブスが毎年作成している「世界最高の雇用主」ランキングの4回目で、米アフラックは多様性部門の9位にランクインした。

フォーブスは毎年、市場調査企業スタティスタと共同で、従業員数1000人以上の企業で働く米国人5万人を対象にアンケート調査を実施。多様性と公平性、インクルージョンに最も寄与したとされる企業のランキングを作成している。調査にあたって検討材料となったのは、各企業の取締役会と経営幹部の多様性、米国の障害者平等指数(DEI)調査、ならびに、職場の多様性を巡って近年、申し立てや未解決訴訟があったかどうかという点だ。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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