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2021.04.27 06:00

ウェイモの共同CEO 2人が語る「アルファベットの自動運転」の目標

Getty Images

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アルファベット傘下の自動運転開発企業「ウェイモ」の、共同CEOに昇格したテケドラ・マワカナ(Takedra Mawakana)と、ディミトリ・ドルゴフ(Dmitri Dolgov)の2人は、同社のテクノロジーの商用化が遅れたとしても、安全性を重視したロードマップを堅持していく意向だ。
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マワカナとドルゴフらは、それぞれウェイモのCOOとCTOを務めてきたが、4月2日に同社の創業CEOであるジョン・クラフチックが退任したのを受けて、同社のトップに就任した。

2人は今回初めて、共同CEOとしてフォーブスの合同インタビューに応じた。

彼らの着任から間もなく、4月17日にはテスラのオートパイロット機能に関連した死亡事故が発生した。「今回の事故は、私たちにとってつらいものだ。このような事故を防ぐために私たちはここにいる」とマワカナは話す。「このような事故は、自動運転カテゴリ全般にリスクをもたらすもであり、私たちは大きな懸念を抱いている」
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ウェイモは、世界の自動運転車プログラムのベンチマークとなっているが、その実用化への道のりは多くの人の予想よりも遅れている。アルファベットが支援する同社は、12年の歳月と数十億ドルの費用をかけて、レベル4のロボット運転システムを開発し、ロボタクシーや自律走行する配送車、大型トラックなどで構成されるソリューションを生み出そうとしている。

死亡事故を減らすことを重要な目標とするウェイモは、同社の技術が人間のドライバーよりも安全であるという信頼を得なければならない。だからこそ、マワカナとドルゴフの2人は、公道上で厳格なテストを進めていくと述べている。

「自動運転テクノロジーの導入にあたってはまず、国民からの信頼を確立し、法整備が整ったことを確認する必要がある。その上でサービスを立ち上げ、規模を拡大していく」とマワカナは話した。彼女は、具体的なスケジュールについては明らかにしなかった。

ウェイモは現在、フェニックス郊外で展開中の人間のドライバーが乗車しない有料の配車サービスの「Waymo One」の完成度を高めることに注力している。さらに、サンフランシスコのベイエリアでも同様なサービスを開始する可能性がある。

一方で、物流部門の「Waymo Via」では、フェニックス地域の商業パートナーと共同でロボットバンによる配送サービスを行っており、自律走行技術を搭載したセミトラックのテストを強化している。ウェイモは現在26台の自動運転トラックを運用しており、ダイムラートラックと提携し、数年後には自動運転の大型トラックを発売する計画だ。
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編集=上田裕資

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