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彼女はマッキンゼーで20代を過ごした。

同期にはCADDi創業者の加藤勇志郎や、PROGRIT創業者の岡田祥吾が名を連ねる、いわば黄金世代の一人だ。そんな太田愛菜が次なる舞台に選んだのは、生活に密着した「食」をテーマにしたスタートアップだった。

その名はWolt(ウォルト)。デリバリー事業を世界23カ国160都市以上で展開するフィンランド生まれの同社は、2020年に日本へ上陸した。太田はそこで、北日本(北海道、東北北部)エリアのオペレーションマネジャーの役割を担っている。

大手コンサルから、スタートアップへ。

まるで正反対の組織のようだが、「大きな違いはない」と、淡々とした口調で言う。

一見、ドライな印象を受けるかもしれない。しかし、太田がWoltで過ごした半年間を知ると、彼女の中で静かに燃える炎の熱さを感じずにはいられなかった。

引く手数多だった彼女がWoltを選んだワケ


マッキンゼーではリテール分野を中心にマーケティング戦略の立案・実行を担っていた。「コンサルの仕事は好きだった」と語る太田は、なぜ大企業を飛び出す決意をしたのか。

「マッキンゼーに居続けた場合の直線的な成長の道筋は見えたのですが、もう少しスキルや経験の幅がほしいと思いました。社会人として立体的になりたかったんです」

転職エージェントからは、誰もが知る大企業の魅力的なポジションを複数紹介された。しかし、「その中で今後大きな成長が見込め、更に大きな裁量の元で毎日ワクワクして働けるだろうと感じたのはWoltだけだった」という。

「当時のWoltは、日本で最初に進出した広島でサービスが開始されたばかりだったので、これから全国に広がっていく期待感がありました。それに、日本人のフードデリバリーを使う頻度ってまだまだ諸外国に比べて少ないなと。事業が拡大していく余地は大いにあると思いました」

成長する企業に入りたい。その希望は、太田自身の成長欲求の表れでもあった。

Wolt入社後は、北海道を主として北日本エリアの配達パートナーのオペレーションを任されている。業務範囲は多岐にわたり、スケジュールに余裕はない。

スタートアップらしい多忙な日々を、太田は前向きに受け止めていた。

「まるで文化祭みたいに忙しかったです(笑)。入社して半年しか過ぎていないのに、2年ぐらい経ったような感覚になりますね」

落ち着いた口調の中に、仕事を楽しむ心情が滲む。忙しくも満ち足りた毎日を過ごす充実感が、クールな表情の向こうに透けて見えた。

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「雇用の創出」というミッションを、疎かにしてはいけない


関東や西日本にはないが、北日本に存在する課題。それは「雪」だ。

通常、フードデリバリーでは配達パートナーの大部分が自転車やバイクを使用するが、雪が降るとそれらは使えない。ヨーロッパでは自家用車での配達が行なわれているものの、日本の法律の元では車での配達を行なうためには事業用の黒ナンバーを取得する必要があり、その条件を満たしている個人の配達パートナーは極めて少なかった。

冬期の安定的な配達体制を整えるべく、Wolt Japanとして初めて運送業者との契約を締結。新たなオペレーションを構築した。

ところが、「この対応だけでは不十分だと思った」と太田は言う。

「もし、配達パートナーの供給体制を整えるだけで良いのなら、この対応で十分です。でも、自転車やバイクを使用していた配達パートナーが冬に配達できなくなるということは、その人たちが冬の間大きな収入源を失うことを意味します。配達パートナーが稼働し続けられるように、Woltとして適切な対応を講じる必要があると考えました」

太田はチームを率いては既存の配達パートナーが冬も極力活動できるよう、黒ナンバーの取得プロセスをまとめた書類を作成し、説明会を繰り返し開催した。

「雇用の創出」はWoltのミッションの一つ。それを疎かにしてはいけないと思えたのは、コンサルタントの経験があったからだ。

「どんな仕事でも、打ち手から入るのではなく、本質的な課題を特定することを心掛けています。振り返ってみると、マッキンゼーでの経験は今も活かされていると感じますね」

大切なのは、関わる人全てに幸せになってもらうこと。そのために、最適な打ち手とは何か?──太田はそれを、自身に深く問い続けている。

ビジネスの場面こそ、誰かの幸せのために“図々しく”動く


冬期のオペレーションを構築する際、太田はフィンランドのWolt本社と頻繁に連絡を取り合っていた。

運送会社との連携において、万が一支払い遅延が発生すれば信用問題に関わる。Wolt本社のIT担当者と何度もやり取りし、どのようなケースでも処理できるようシステムの脇を固めた。

「本社メンバーとの仕事は非常にやりやすかった」と太田。コミュニケーションの円滑さ組織の色が出る。

「地位や階層は当然存在しますが、実はあってないようなもの。非常にフラットな組織なので、いつも遠慮なくメンバーの力を借りています。私はそれを“ビジネス図々しさ”って呼んでいるんです」

“ビジネス図々しさ”とは何だろう?

「双方の目的をはっきり明示することで協力を得る図々しさです。前職では、相手の階層に関わらず、クライアントのためになることなら遠慮なく相談して助けを得てきました。

それはWoltでも全く同じ。配達パートナーやユーザー、レストランのためになることであれば反対する人はいないので、階層やリージョンが異なろうと、堂々と協力を仰いでいます」

なるほど、太田が「コンサルもスタートアップも変わらない」と言った理由がようやくわかった気がした。

マッキンゼーでは、クライアントのために。Woltでは、地域で関わる全ての人々のために。

どちらも「誰かのために働く」点では同じこと。全力で「〇〇のため」に働ける環境と想いを共にするチームさえあれば、それ以外は彼女にとって大した問題ではないのだ。

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「罪悪感のない」サービス設計は、一体感をもたらす


そもそも、Woltのチームはなぜ、国境も階層も超えて容易に連帯できるのだろうか。

「自分たちのやっていることが、ユーザーや配達パートナー、レストランのためになることが明らかだからでしょうか。もし一瞬でも『誰かの利益に反するんじゃないか』と思う要素が出てきたら、足並みはあっという間に乱れてしまうはず。働く人が罪悪感を持つ必要のないサービス設計が優れているのだと思います」

太田の話を聞いていると、Woltの事業に内在する社会的意義の大きさに気付かされる。太田は配達パートナーはもちろんのこと、レストランやユーザーへの貢献も真剣に考えている。

「従来、レストランが受け入れられるお客様の数は席数の範囲内に限られていましたが、Woltを使えば席数以上のお客様を獲得できる。コロナ禍にかかわらず必要とされると思っています。それから、日本では母親がご飯を作る文化がいまだに根強いですが、Woltを気軽に使ってもらえるようになれば、今以上に自由に過ごせる女性が増えると思うんです」

Woltの意義は、事業を展開する都市で関わる全ての人をさまざまな面で良くすることにある──。太田はそう言った。事業が成長すればするほど、幸せになる人が増える。そう信じられるサービスに携わっている喜びこそが、彼女の原動力なのだろう。

今後、Woltをどんなサービスにしていきたいのか?最後の問いに対する太田の答えは、こちらが少し驚くほどストレートで、心あたたまるものだった。

「愛される存在ですね。使った人が幸せになるサービスにしていきたい。でも、Woltだけではなく、他のフードデリバリーサービスを使っても同じようにそう感じてほしいんです。私たちが業界のイメージを変えていくことで、業界そのものを成長させていければと思います」

太田愛菜は、決して目的を見失わない。フードデリバリーの世界にやってきた戦略実行のプロフェッショナルは、今日も“図々しく”愛されるサービスづくりに励んでいる。

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