doublejump.tokyoは先月、「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」で知られるスクウェア・エニックスと協業し、NFTコンテンツの開発を始めるとリリースしたばかりだった。
黒船ブロックチェーン「Flow」活用の狙いは
「Flow」は、同じNFTであるクリプトキティがイーサリアムにおいて直面したガス代(*イーサリアム上のネットワーク手数料)の高騰や、コンシューマー向けのレイヤー1ブロックチェーンが存在しない点などに対応するため、ゼロから開発したブロックチェーン基盤。昨年10月にローンチされて以降、2月末までに2億3000万ドルの取引が行われ注目を集めているアメリカ・プロバスケットボールのデジタル・トレーディングカード「NBA Top Shot」にも活用されている。
このトレーディングカードは、NBA公式マーケットプレースで取り引きされ流通し、ロサンゼルス・レイカーズのレジェンド、レブロン・ジェームズの動画コンテンツには2000万円以上の値がついた。
黒船「Flow」の活用により、いよいよ日本にもNFTコンテンツが溢れ出すのか……と浅はかに考えたところ、doublejump.tokyoビジネスアライアンス担当・松原亮氏が「国内で僕らが手がけるNFTが北米にも届くようにですね」とその狙いを明らかにしてくれた。
「どのゲーム、どのサービスでいこうか、検討中です。我々のオリジナルタイトルかもしれませんし、提携先との案件になるかもしれません」
日本の大型コンテンツがNFTにより海外進出を果たすとなると、大手も追従せざるを得ないのではないだろうか。世界中にファンを持つ日本の大手ゲームメーカーがNFTを活用し、こぞって海外進出するような図式が描かれる将来がやってくるかもしれない。