一度ネガティブな思考パターンを認識したら、喜びに満ちていて明るく、心が穏やかな状態についても同様のパターンを理解するようにし、こうした状態につながる要素をより多く生活に取り込むようにしよう。こうすれば、より頻繁にポジティブな気分になれる。
3. 完璧主義は生産性を損なうことを理解する
心理学の教授らを対象としたダルハウジー大学の研究からは、自分は完璧主義だと述べた教授らの論文の発表数は同僚よりも少なく、ジャーナルで引用されることも同僚と比べて少なかったことが判明した。
ダルハウジー大学のサイモン・シェリー教授は「完璧主義は、研究の生産性を抑制する非生産的な過剰努力として現れる可能性がある」と述べている。これは、完璧主義は成功を促すものか阻むものかの問いに通じる興味深いデータだ。ここからはおそらく、「良い」あるいは「十分良い」の水準を目指す方が完璧を目指すよりも生産的だということが暗示されている。
4. 自分を許す
疲労がひどく、圧倒され、多くの仕事を抱えているときには、恥ずかしいことやきまりの悪いことに自分を見失いがちだ。自分に優しく接すれば、落ち着いて、現在取り組んでいる作業に集中することができる。新型コロナウイルスが世界的に流行する最中に、人生が順風満帆な人はいない。自分を許し、自分に優しくなろう。苦しんでいるのはあなただけではない。