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Vantage_DS / Shutterstock.com

ストリーミング大手のネットフリックスの株価は、4月20日に発表された1〜3月(第1四半期)の新規会員数が予想を大きく下回ったため急落した。しかし、複数のアナリストが今後1年間で20%以上の株価の上昇を見込んでいる。

21日の東部時間午後1時現在、ネットフリックスの株価は7%下落し、約180億ドル相当の時価総額が失われた。しかし、同社の時価総額は現在も2250億ドルと、ファイザーやAT&Tを上回っている。

ネットフリックスの株価は、20日の取引終了後に急落し始め、時間外取引では一時11%ものマイナスとなった。今期の新規会員数の398万人は市場予測の630万人を、40%近く下回った。

しかし、バークレイズ証券のカナン・ヴェンカテシュワーラは、21日朝にネットフリックスの目標株価を現在の株価を22%上回る625ドルに引き上げた。彼は、同社の「強力なコンテンツ・スレート」を評価し、年内のリスクは除去された可能性が高いと述べた。
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スティーフルのアナリストのスコット・デビットも、今は買いのチャンスであるとし、「ネットフリックスには依然として、説得力のある長期的な成長ストーリーがある」と述べた。

ピボタルリサーチのアナリストのJeff Wlodarczakも20日夕方のリサーチノートで、「我々はネットフリックスに引き続き強気だ」と述べ、純利益が前年同期比で2.4倍の約17億ドルと過去最高を更新したことを挙げ、下半期に主要コンテンツがリリースされることで「業績を大きく伸ばせるはずだ」と付け加えた。

ブルームバーグのデータによると、ネットフリックスを担当する約40人のアナリストの平均目標株価は約623ドルで、今後1年間で株価が22%上昇する可能性が示唆されている。

会員数より収益に目を向けるべき


バイタル・ナレッジ・メディア創設者のアダム・クリサフリは、「加入者数の伸びの鈍化で、ネットフリックスの持続可能性が議論されているが、同社の株価が昨年7月から動いていないことを考慮すべきだ」と語り、今回の急落が買いのチャンスであることを示唆した。

クリサフリはさらに、加入者数の伸びに近視眼的にこだわるのは問題だと述べ、同社が会員数の増加ペースを減速させている一方で、これまで以上の利益をあげていることに目を向けるべきだと指摘した。

ネットフリックスの株価は昨年、パンデミックを追い風に約65%上昇したが、今年に入り約3%の下落となっている。しかし、会員数の伸びが鈍化したとはいえ、同社は約2億800万人の会員を抱えている。

一方で、ネットフリックスに対して最も弱気なアナリストである、ウェドブッシュ証券のMichael Pachterは、20日の決算後に目標株価を現在の価格より30%低い342ドルに設定した。彼は、以前から同社がコンテンツに費用をかけすぎていると警告してきたが、4月にその考えを改め、「2022年には、一貫したポジティブなフリーキャッシュフローを生み出し始める」と述べていた。

編集=上田裕資

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