バイデン政権は「大麻の完全合法化に進む」、アナリストが予測

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連邦政府レベルでの合法化も実現する見通し


しかし、バイデン大統領が大麻についてどう考えているかは、さほど重要なポイントではないと、調査会社コーウェンのアナリストのジャレット・セイバーグは、19日のレポートで述べた。「議会が法案を彼の机の上に置けば、大統領は署名するはずだ」というのが、彼の見立てだ。

「大統領は、民主党の議員たちから送られてくる法案であれば、それがどんなものであれ、署名するだろう。合法化は彼にとって優先事項ではないかもしれないが、彼が障害になることはない」とセイバーグは述べている。

ただし、民主党と共和党が50対50の上院において、法案の成立には60票が必要であり、合法化に向けては共和党から10票を得ることが必須となり、それが最大の難関と言える。

「だからこそ、業界のロビー活動が重要なのだ。上院の共和党票が10票になれば、合法化は止められない」とセイバーグは指摘した。しかし、彼はバイデン政権がいずれは、大麻を合法化すると予測している。

シューマー議員も同様に、彼のリーダーシップのもとで連邦政府レベルでの大麻の合法化が実現することに前向きだ。「願わくば、次のフォー・トゥエンティの日がやってくる頃には、我が国が大きな進歩を遂げていることを期待したい」と、シューマー議員は述べた。

Forbes JAPAN編集部

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