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最先端の経済誌「Forbes JAPAN」の記事紹介


1. O’right 「環境」にこだわるヘアケアブランド




台湾発のヘアケア製品メーカー。「グリーン」を理念においた商品開発・製造を行う。使用済みのコーヒーかすを原料とする育毛スプレーや土にかえるボトルをはじめ、すべての商品の90%以上が天然素材でできている。日本を含む世界33カ国に販路を展開している。

「環境への配慮を軸に掲げる会社はゴマンとありますが、O’rightほど言葉と行動を高いレベルで一致させている企業はほとんどありません。環境にこだわりすぎた結果、原価が上がり、経営が苦しくなった時期もあった。それでも、徹底する同社の思想とそれを体現するモノが新たなファンを呼び込み、苦境を乗り越えました」(石川)

2. Cotopaxi Goodな価値観を広めるアウトドアブランド




カラフルな色合わせが特徴の米国のアウトドアブランド。「Do Good」をスローガンに掲げ、売り上げの一部を世界の貧困問題解決にあてる。体験型のフェス「Questival(クエスティバル)」を主催し、その哲学を広く伝え、主に若者から人気を集めている。

「社員のエンゲージメントを上げる仕組みを通して、効率化に重きを置くアパレル産業を変革しようとしている会社です。例えば、通常はトップダウンで行われるデザインも、布地の組み合わせについてはフィリピンの工場で働く職人に決定権を与えています。そうすることで、独特の色合わせを持つユニークな製品が生まれています」(石川)

3. シタテル 誰でもどこでも服づくりができる世界へ




衣服の生産プラットフォーム「sitateru CLOUD」などを提供。各サプライチェーンがコミュニケーションを取り合い、場所に依存することなくアパレル事業を行える環境を構築する。「ひと・しくみ・テクノロジー」で産業が抱える課題を解決し、業界をオープンにすることを目指す。

「この服をつくりたいという想像力さえあれば、生産管理やオペレーションなど裏側にある面倒な部分は引き受けるというコンセプトです。大資本がなくても服をつくれる時代になれば、ものづくりが中央集権型から、分散型へ移行していきます。必要な人が必要な時に服をつくることができれば、無駄が少なく、多様な個性に溢れた世界になるはずです」(石川)

4. おてらおやつクラブ お寺を中心とした新しいモノの流れ




寺院に集まる「おそなえ」を、専門の団体と連携して子どものいる貧困家庭に「おすそわけ」する取り組み。同プロジェクトに賛同する全国の寺院や団体がこの仕組みを取り入れ、現在1558寺院、492団体にまで活動が広がっている(1月8日時点)。各地の寺院および檀だん信徒や地域住民が、貧困問題の解決を目指すきっかけとなり、支援対象者は身近な地域のなかで支援を受けることができる。

「お寺にはたくさんのおそなえものが余っている一方、日本でも飢餓に苦しむ子どもたちが社会問題になっている。日本全国に広がる寺院のネットワークの中で、やさしさを循環させていく仕組みが広まっています」(石川)

5. ナカダイ リサイクルだけではない新しい「捨て方」




リサイクル率99%を達成する廃棄物処理業者。モノの流れを最適化するリマーケティングビジネスを展開し、グループ会社とともに廃棄物由来の素材をアート作品に転じたり、違う用途で使用したりと、リサイクルだけではないクリエイティブな価値を創造している。廃棄コスト削減やCSRなどの観点から企業コンサルティングも行う。

「単にリサイクルを推進するのではなく、『捨て方』をデザインし、人々の認識を変えようとしている点が彼らのユニークなところ。ゴミを素材やカテゴリーで分けるのではなく、モノとして認識してもらう。そうすることで、分別可能な共通言語を作り、真の循環を実現しようとしています」(石川)

構成=フォーブス ジャパン編集部

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