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2021.04.24 07:00

メルセデス・ベンツが新EVを発表 他高級車ブランドは遅れも


ベルリンの自動車業界調査会社シュミット・オートモーティブ・リサーチ(Schmidt Automotive Research)の自動車アナリストであるマティアス・シュミットはフォーブスに対し、フェラーリやランボルギーニなど一部の高級車メーカーは内燃機関を持つ自動車から非常に多くの利益を得たため、電気自動車に迅速に移行する理由がほとんどなかったと説明した。

ランボルギーニは昨年、記録的な約19億3000万ドル(約2100億円)の利益を出した。またフェラーリの昨年第4四半期の純利益は、前年比で63%近く伸びている。

ガストワースはフォーブスに対し、高級車メーカー各社は今後EVの製造を増やすだろうと述べた。「多くの人がガソリンの廃絶を求めている。高級車メーカー大手は全て、どこかの時点で電気自動車を導入するだろう。今はほんの始まりに過ぎない」(ガストワース)

カリフォルニア州サンノゼの市場調査会社ミリオン・インサイツ(Million Insights)によると、世界のEV市場の評価は2027年までに約1兆2000億ドル(約130兆円)に達することが見込まれている。これは、2020年から27年までの複合年間成長率にすると41.5%に相当する。

翻訳・編集=出田静

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