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Clubhouseは2021年を代表する新たなSNSサービスになる見通しだが、テクノロジー業界の大手は、すでに同社を倒すことに躍起になっている。フェイスブックやレディット、ツイッターらは、Clubhouseを露骨に真似たプロダクトをリリースしようとしている。

FBのLive Audio Rooms


まずフェイスブックについて言うと、同社は4月19日、音声を使って利用者が交流できるサービス「Live Audio Rooms」を今夏までに始めると発表した。これは、既存のフェイスブックのグループの追加機能としてスタートし、予定されたイベントでメンバー同士が会話できるようになるものだ。

フェイスブックはこのサービスに注目を集めるために、著名人や有名スポーツ選手を参加させようとしている。フットボール選手のラッセル・ウィルソンや、LA出身のレコードプロデューサー兼DJのTOKiMONSTA、五輪メダリストで起業家のナスティア・リューキンなどが聴衆とアイデアを共有し、議論に参加するという。

フェイスブックはさらに、ポッドキャストの配信も開始し、ニュースフィードに短いオーディオクリップを投稿できるSoundbitesと呼ばれるサービスを立ち上げると述べている。

レディット・トーク(Reddit Talk)


掲示板サイトのレディット(Reddit)もまた音声サービスの立ち上げを計画中で、レディット・トークと呼ばれるサービスのデモ版を公開した。これは、レディットのフォーラムのスレッドで音声による会話が可能になるサービスだ。

同社はClubhouseのルームに酷似した機能を開発中で、ライブチャットに参加したい場合にオーディエンスが申請を行えるなどの、Clubhouseと類似した機能の導入を検討している。レディット・トークのテスト版では、モデレーターのみが会話を始められるが、「信頼できるスピーカーを招待してトークを共同開催することが可能」とされている。

レディットはQ&AやAMA(ask me anything、何でも聞いて)などの目的で、人々が集まる場所を想定している。同社はすでに、このサービスを試してみたい人向けのウェイティングリストを開設している。

ツイッターのSpaces


ツイッターも昨年末に音声サービスのSpacesの立ち上げをアナウンスしていた。Spacesは、オーディオチャットルームの開催を目的とした機能で、参加者はDMやリンクから会話に参加できる。

ツイッターの音声チャットルームに対するアプローチは、上記の2社に比べるとより場当たり的なもので、予定されたイベントではなく、その瞬間に起きている出来事についてのオープンな会話を重視している。

Spaceでは最大11人が発言することができ、ホストが選んだ人だけが発言を許される。現在、このサービスはベータテスト中となっている。

ツイッターのSpacesが興味深いのは、その後、同社がClubhouseを約40億ドルで買収する交渉に入っていたことが明るみに出た点だ。ツイッターがSpacesを立ち上げたのは、Clubhouseを買収できなかったからなのか、それとも単にClubhouseを利用してサービスを一気に活性化させたかったのかは定かではない。

一つだけ明らかなのは、SNSの大手企業はどこも、Clubhouseに注目しているということだ。ボイスを用いたソーシャルの交流は、今後さらに活発になりそうだ。

編集=上田裕資

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