アップルが「忘れ物防止タグ」や「有料ポッドキャスト」を発表

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アップルは4月20日、新製品発表イベント「Spring Loaded」を開催し、デザインを一新したiMacや、以前から噂されていた忘れ物防止タグのAirTagsを含む、興味深い発表を行った。ここではその内容を簡潔にまとめてみよう。

M1 iPad Pro:アップルの2021年の新型iPad Proは、5G通信に対応し、自社開発したM1チップを搭載することで従来のものより50%高速になったとされている。また、ビデオ通話の際に被写体を自動追尾し、人物が移動してもフレームの中に収めることを可能にしている。

さらに12.9インチモデルには、「Liquid Retina XDR」と呼ばれるミニLEDディスプレイが搭載され、プロの写真家やビデオ編集者が外出先で作業を行う場合にも適したデバイスとなっている。

M1 iMac:アップルは今回、2014年以来となる大幅なデザイン変更を加えたオールインワンデスクトップのM1チップ搭載iMacを発表した。このマシンは、1080p解像度の新FaceTimeカメラを薄い筐体につめこみ、静音性と省電力性に優れている。

パープルのiPhone 12:iPhone 12にはこれまで、ブラック、ホワイト、レッド、グリーン、ブルーの5色が用意されていたが、アップルは新たにラベンダーを思わせるパープルのiPhone12を発表した。

AirTag:以前から噂されていたAirTagと呼ばれる小さなアイテムトラッカーが発表された。このデバイスは、鍵や荷物などに付けておく「忘れ物防止タグ」であり、紛失した際には「Find My」アプリで位置を確認可能だ。AirTagは4月30日に発売され、単品では29ドル、4つ入りのパックが99ドルとされている。

ポッドキャストの有料サブスク:アップルはスポティファイに対抗するために、Podcastアプリのデザインを変更し、ポッドキャストの有料サブスクリプションサービス「Apple Podcasts」を5月から開始する。料金は配信するクリエイターによって異なり、NPRやLos Angeles Times、The Athleticなどの大手メディアも参加する。

Apple Cardの変更:アップルのクレジットカードApple Cardの名義人の配偶者や家族は今後、カードのクレジットラインを統合できるようになる。これは、アップルの創業者のスティーブ・ウォズニアックを含むユーザーらが、2019年にカードが始動した当初、配偶者が低いクレジットラインを与えられたケースがあり、特に女性に不利な仕組みになっているとの声を受けての変更だ。

編集=上田裕資

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