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2021.04.20

【4月第3週資金調達まとめ】QRコード決済ゲートウェイ「StarPay」のネットスターズ、66億円の資金調達

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、4月3週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

ネットスターズ


調達額:66億円
調達先:KKR / Susquehanna International Group / LUN Partners

国内外の主要なQRコード決済を一括導入できるマルチ決済ゲートウェイ「StarPay」を提供する企業。

「StarPay」は、レジだけではなく自動販売機や券売機などのあらゆるQRコード決済に対応しているサービス。LINE PayやAlipayなど20以上の国内外のQRコード決済を1つの端末で行うことが可能。2020年5月時点でを15万店舗以上に導入されている。

同社はその他、巨大なトランザクションを支えるCaaSプラットフォーム「KubeStar」やスーパーアプリ上で展開するミニアプリ開発プラットフォーム「StarMini」などに事業の幅を広げている。

2021年4月には、資金拠出や第三者割当増資などによって資金調達を実施。

今回の調達を通して、「StarPay」の国内外における展開を進めると共に、各種サービスの拡充を図り、加盟店様の新規顧客獲得とリテンションへのサポートを進める方針だ。

INFORICH


調達額:23億円
調達先:南都キャピタルパートナーズ / ベンチャーラボインベストメント / ひろぎんキャピタルパートナーズ / 日本国際経済開発機構 / ピー・アンド・イー・ディレクションズ
備考:南都キャピタルパートナーズとベンチャーラボインベストメントは、ナントCVC2号投資事業有限責任組合を通じて出資 / ひろぎんキャピタルパートナーズは、HiCAP3号投資事業有限責任組合を通じて出資 / その他引受先を含む

モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」を展開するスタートアップ。

「ChargeSPOT」は、スマートフォン用充電器を各地のバッテリースタンドで貸し出し、返却を行えるサービス。充電器には3種類のケーブルがあり、Micro USB・USB Type-C、Lightningを備えている。

2019年12月時点での国内シェアは97%にのぼる他、既に海外では4カ国にも進出済み。

また、SNSを使ってシェアされる写真をプリントできるソーシャルメディアプリンター「PICSPOT」を展開する。ハッシュタグをつけた写真をアップする事で無料でプリントすることができ、写真を印刷しカタチとして残すことでイベントや体験を、より特別な思い出にすることを可能にする。

2021年4月には、南都キャピタルパートナーズ、ベンチャーラボインベストメント、ひろぎんキャピタルパートナーズ、日本国際経済開発機構、ピー・アンド・イー・ディレクションズなどを引受先とする23億円の資金調達を実施した。

今回調達した資金は、さらなる設置台数の拡大やグローバルへの展開の拡大に充てる方針だ。
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文=STARTUP DB

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