求職活動の成果がなかなか出ない5つの理由

Getty Images


4. ネットワーキング(人脈作り)の重要性に気付いていない


まだ公開されていないような仕事の機会に関して内部情報を得られるよう、人間関係の構築に力を入れよう。まずは知り合いから始めて、その後は友人の友人へと広げていく。

目標とする企業の意思決定者を見極め、企業文化を理解するためコーヒーを交えてインターネットを介して15~20分話す機会が持てないか尋ねる。居心地の良い状況に甘んじるのをやめ、相手に合わせたメッセージを作成しよう。非常に多くの前向きな回答があることに驚くはずだ。

5. ソーシャルメディアを活用していない


ソーシャルメディアは多くの求職者が過小評価しているが、求職活動の価値あるツールとなっている。就職支援サービスを提供する米企業ライブキャリア(LiveCareer)が行った調査によると、求職者にはリンクトインのプロフィールが必要だと答えた採用関係者は68%に上り、人材を必要とする管理職の65%はリンクトインで採用候補者から連絡を受けても構わないと答えていた。

また企業の92%がソーシャルメディアを採用に活用していて、人材を必要とする管理職のうち約4人に3人が候補者のソーシャルメディアのプロフィールを検索すると答えていることも複数の調査から示されている。

ソーシャルメディアを使い、関心を持っている会社について調査すること。目標とする各企業の役員らを探し出し、連絡を取る。こうした人をフォローし、ツイートや投稿にコメントすることで、候補者として他に差をつけることができる。

あなたの価値を示すことで、ソーシャルメディアを活用していない求職者に対し有利な立場に立てる。ソートリーダー(思想的指導者)としての地位を確立するため、あなたのキャリアや専門分野に関する投稿や再投稿を始めよう。

ソーシャルメディアでは全てのプロフィールにわたり、一貫した口調やスタイルを保つよう努めること。こうしたツールは職探しだけでなく、個人のブランド構築にも使うべきだ。

求職活動が長引いている場合、不採用を個人攻撃として捉えないこと。やり方を少し変えれば、結果が出始めるかもしれない。それまでは、自分に優しくなるのを忘れないこと。

人生は予測できず、予想できない方向へと進むことも多い。こうした厳しい状況を受け入れ適応することで、以前よりもはるかに回復力がついた状態で最終的には困難を乗り越えられるはずだ。

翻訳・編集=出田静

ForbesBrandVoice

人気記事