ビジネス

2021.05.04

「世界で最も裕福な女性」はロレアルの相続人、資産8兆円

アリス・ウォルトン(左)、ジュリア・コーク(中央)、フランソワーズ・ベッテンコート・マイヤーズ(左)(Getty Images)


6位:ジャクリーン・マーズ
富の源泉:キャンディ、ペットフード
保有資産:313億ドル
年齢: 81歳
国籍: 米国
ジャクリーン・マーズと弟のジョンは、M&M’sやSkittlesで知られる売上高が400億ドルのキャンディ、ペットケア、食品会社である「マース・インコーポレーテッド」の株式の3分の1ずつを所有していると推定される。同社は、ジャクリーンとジョンの祖父であるフランク・C・マースによって1911年に設立された。

7位:楊惠妍とその家族
富の源泉:不動産
保有資産:296億ドル
年齢: 39歳
国籍: 中国
楊惠妍(ヤン・フイヤン)は中国の不動産開発会社「碧桂園控股(カントリー・ガーデン)」の株式の約58%を所有している。創業者である彼女の父親は、2007年から同社の株式を彼女に譲渡している。

8位:ズザンネ・クラッテン
富の源泉:BMW、医薬品
保有資産:277億ドル
年齢: 58歳
国籍: ドイツ
ドイツの実業家で、倒産の危機にあったBMWを救済したヘルベルト・クヴァントの長女であるズザンネ・クラッテンは、亡き母のヨハンナ・クワントからBMWの株式の19.1%を相続した。クラッテンは、父の死去に伴い製薬会社アルタナの支配株も相続し、同社を世界的化学メーカーに押し上げた。

9位:ジーナ・ラインハート
富の源泉:鉄鉱石
保有資産:236億ドル
年齢: 67歳
国籍: オーストラリア
オーストラリアで最も裕福な人物であるジーナ・ラインハートは、彼女の父親のラング・ハンコック(1992年没)が設立した鉱山・農業会社ハンコック・プロスペクティングの会長を務めている。

10位:アイリス・フォントボナとその家族
富の源泉:鉱業と飲料メーカー
保有資産:233億ドル
年齢: 78歳
国籍: チリ
アイリス・フォントボナは、鉱業と飲料で財産を築いたアンドロニコ・ルクシッチ(2005年没)の未亡人だ。彼女とその子供たちは、2020年に51億ドルの売上を記録したチリの鉱業会社アントファガスタの支配権を握っている。フォントボナはまた、銀行やビール醸造、製造業で知られるチリのコングロマリットであるキネンコ社の支配株を保有している。

編集=上田裕資

ForbesBrandVoice

人気記事