Close RECOMMEND

国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」

1991年に、ルマン’24時間レースに優勝したマツダ787B

日本にこんなにも素晴らしいクルマ文化があることを、海外の同僚にリアルワールドでお見せできないのが残念で仕方がない。

4月9日〜11日の3日間、幕張メッセで開催された第6回「AUTOMOBILE COUNCIL 2021」は、とても珍しくて新鮮な自動車イベントだった。コロナ禍で数々のイベントが中止・延期される中、「自動車そのものがいかなる壁も困難も不屈の想いで乗り越える」と謳って、主催者は同イベントを開催したと言う。

「CLASSIC MEETS MODERN」を大テーマに、「日本のクルマ文化、日本独自のカーライフをしっかりと根付かせる」ことを目標に、ヘリテージカーから最新モデルまで、全世界の自動車業界を代表するクルマが展示された。日本のレース界を代表するクルマもあれば、日・欧の歴代ラリーカーの特別なフィーチャー、インポーターの新車展示、そして取引きされる名車も勢揃い。

会場の写真
会場の天井は10mの高さだったし、広々としたスペースなので来場者はひと安心。

考えてみれば、世界的に見ても、日本のクルマ文化は奥が深く、50年以上前から海外からはとても高く評価・祝福されてきた。1991年に、世界一有名なレース「ルマン24時間」に日本車として初優勝したロータリー車「マツダ787B」は良い例だ。同イベントを初回から力強く応援してきたマツダは今回、「マツダ、ルマン優勝までの軌跡」をテーマに、787Bを含む3台のルマン・マシンを展示した。787Bのとなりに、1982年に参戦した「RX-7 254」と1985年に参加した「737C」の姿もあったことで、マツダが達成した快挙の熱が伝わった。

主催者のもう一つのテーマは、「時代を進めたラリーカーの戦闘美」と言うことで、日・欧の歴代ラリー車もスポットを浴びていた。

まずは、会場の真ん中には、イタリアの歴代ラリーカーや、あっと息をのむような美しいクラシックカーが数々展示されていた。僕が感動したのは、ランチアの3台だった。「ラリー037エボリューション2」、「フルヴィア・クーペ1.6HF」と「ストラトスHFGr.4」は同イタリアのブランドの代表的な車両であり、それらのデザインやカラリングはその後に作られたマシンに大きく影響を与えた。

ランチア・ラリー
ランチア・ラリー037 エボリューション2

ランチア・ストラトス
ランチア・ストラトスHFGr.4

文=ピーターライオン

この著者の記事一覧へ

PICK UP

あなたにおすすめ