ビジネス

2021.04.15 16:30

アバターでつながる新世代SNS「イッツミー」が1520万ドルを調達


広告には頼らない


Itsmeのユーザーは、オンライン上の他の人々の公開フィードを閲覧するか、アプリのInstant機能を使用して、同じ興味を持つ相手とつながれる。Instantでは、アカウント登録時に選択した項目を用いてマッチングを行い、少なくとも2つ以上の共通点を持つ相手がレコメンドされる。

Itsmeは、悪名高いチャットルーレット(Chatroulette)のような存在にならないように、数名のスタッフを監査チームに割り当て、問題のあるユーザーやコンテンツを排除している。「Itsmeのチームがアプリの立ち上げの時から、信頼と安全を優先したことは、新たなSNSが向かうべき道を示している」と、レディットの共同創業者であるオハニアンは話した。

Itsmeが既存のSNSと異なるもう一つのポイントは、広告によるマネタイズを行わないことだ。同社はその代わりに、Discordのようなサブスクリプションサービスを検討している。さらに、人気ゲームの「フォートナイト」のような、さまざまなコスチューム(スキン)を販売して収益を上げることも検討中だ。

将来的にItsmeのユーザーは、アプリ内のマーケットプレイスで自分のバーチャルグッズを販売し、売上の一部を得られるかもしれない。

編集=上田裕資

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