ライフスタイル

2021.04.18 13:00

硬すぎず、カジュアルすぎず、リモートワーク時代の新定番

スニーカー 85000円、フーデッドニット 259000円、クルーネックニット 159000円、ポロカラーニット 105000円、ベースボールキャップ 32000円(すべてロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナジャパン 03-5579-5182)

スニーカー 85000円、フーデッドニット 259000円、クルーネックニット 159000円、ポロカラーニット 105000円、ベースボールキャップ 32000円(すべてロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナジャパン 03-5579-5182)

Forbes JAPAN本誌で連載中の『紳士淑女の嗜み』。ファッションディレクターの森岡弘とベテラン編集者の小暮昌弘が「紳士淑女が持つべきアイテム」を語る。今回は4月号(2月25日発売)より、「ロロ・ピアーナ」のニットをピックアップ。


小暮昌弘(以下、小暮):まだまだ新型コロナウイルスの勢いが続いていることもあって、自宅での作業を余儀なくされているビジネスパーソンも多いと思います。オンラインで外部の人やスタッフと会議する、そんなことも当たり前の時代になりました。

森岡 弘(以下、森岡):私もそんなときにどんな格好をしたらいいかと相談を受けることが最近よくあります。室内でスーツを着て、ネクタイというのは、あまりに硬過ぎます。まるでテレビのコメンテーターのように見えてしまいますからね(笑)。

小暮:でも、あくまで場面は仕事ですから、やはりきちんとした感じは出したいところ。

森岡:“きちんと感”は大事ですが、同時にリラックスした雰囲気も醸し出したいものです。家にいるわけですからね。そんなときにお勧めしたいのが今回紹介する「ロロ・ピアーナ」のニットです。

小暮:メイド・イン・イタリーの老舗ですね。19世紀初頭にトリヴェロ出身のロロ・ピアーナ家が始めたウールの商いがこのブランドの起源です。 「最高の製品のみを保証する」というのがポリシー。

森岡:ニットは「ロロ・ピアーナ」のアイコンともいえるアイテムです。なかでも私はネイビーのニットが昨今の「テレワーク」「リモートワーク」に絶好かと思います。

小暮:パソコンなどでやりとりをしていると基本的には上半身しか映りませんからね。

森岡:ネクタイは締めないにしてもシャツ一枚では心もとない。Tシャツではカジュアル過ぎて普段着に見えてしまう。

小暮:確かにそうですね。そんなときに、ニットを着れば洒落て見えますね。

森岡:そうなんです。しかも「ロロ・ピアーナ」の場合、カラーバリエーションが豊富。ネイビーといっても、多彩なネイビーが揃っています。ネイビーは紳士の基本中の基本の色であり、ビジネスには最適な清潔感が感じられる色です。PCにこのネイビーが大きく映し出されれば、それだけで好印象を与えると思います。何でも「ロロ・ピアーナ」のオーナーはネイビーが大好きなんだそうですよ。

小暮:ネイビーカラーの豊富さにはそんなオーナーの趣味嗜好もあるのですね。

森岡:そうかもしれません。
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photograph by Masahiro Okamura | text by Masahiro Kogure | fashion direction by Hiroshi Morioka | edit by Akio Takashiro

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紳士淑女の嗜み

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