ビジネス

2021.04.14 12:00

米ディズニーが従業員に「タトゥー」を許可、多様性を推進


ディズニーは昨年6月、人気アトラクション「スプラッシュ・マウンテン」を、2009年公開の映画「プリンセスと魔法のキス」の世界をめぐる内容につくり替えると宣言した。これは、当初このアトラクションが、黒人の歴史に誤解を生むとの指摘があがる映画「南部の唄」をモデルに建設されたためだった。

また、今年1月には「先住民についての否定的な描写」を削除するために「ジャングル・クルーズ」のアトラクションを刷新すると発表した。

今回のキャストの容姿に関するポリシーの変更は、ディズニーのテーマパークで働く従業員の多くが、パンデミックによる打撃に直面している中で行われた。ディズニーは、パンデミック後の営業停止の結果、米国のテーマパーク部門で働く約3万人の従業員をレイオフし、数千人を一時帰休させていた。しかし、4月30日からの再開の準備を進めるディズニーランドは、多くの従業員を職場に戻しつつある。

編集=上田裕資

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