マネー

2021.04.13

【4月第2週資金調達まとめ】EV充電インフラ提供・整備のe-Mobility Power、150億円の資金調達

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、4月2週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

e-Mobility Power


調達額:150億円
調達先:東京電力ホールディングス / 中部電力 / トヨタ自動車 / 日産自動車 / 本田技研工業 / 三菱自動車工業 / 日本政策投資銀行

電気自動車(EV)向けの充電インフラの提供、整備を手掛けるスタートアップ。

現在日本では、EVやPHVの普及に伴い充電器の未設置地域や充電渋滞の問題が顕著になっている。

この課題を解決するのが同社の提供するサービス。コンセントさえあればどこでも車を充電でき、車庫、経路、目的地の充電地点ごとにユーザーのニーズにフィットした利便性の高い充電サービスを提供している。

2021年4月には、既存出資者の東京電力ホールディングスと中部電力による増資と新たにトヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、三菱自動車工業と日本政策投資銀行を引受先とした総額150億円の資金調達を実施した。

今回の調達資金は、充電ネットワークの拡充や使い勝手の良い充電環境の提供、電動車両の普及促進に充当しカーボンニュートラル社会の実現を図っていく方針だ。

RABO


調達額:6億円
調達先:STRIVE / XTech Ventures / W ventures / 三生キャピタル / みずほキャピタル / みずほ銀行
備考:シリーズAラウンド

猫の体につける猫の行動計測ウェアラブルデバイス「Catlog」を提供するスタートアップ。

「Catlog」は、食事や運動など愛猫の健康変化に気付ける首輪型デバイス&スマートフォンアプリのIoTサービスだ。猫の活動データを24時間365日記録し、バイオロギング解析技術、機械学習を用いて実際の行動に分類する。

飼い主が留守にしている時でも、歩く、走るなどの運動や、睡眠、ごはんなどの行動をスマホで見ることができ、猫といつでもどこでも一緒にいるような感覚を持つことができるのが、同プロダクトの特徴だ。

現在、約3000匹以上の猫が「Catlog」を利用しており、行動データは3億件を突破している。

2021年4月、シリーズAラウンドにてSTRIVE、XTech Ventures、W ventures、三生キャピタル、みずほキャピタルを引き受け先とする第三者割当増資、およびみずほ銀行からの融資によって資金調達を実施。

今回の調達によって一層の事業推進を行う方針だ。
次ページ > テレビ向け動画・写真共有サービスやIoT向け無線通信プラットフォーム

文=STARTUP DB

ForbesBrandVoice

人気記事