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中国最大の国産SUVメーカーである「長城汽車(Great Wall Motor)」の自動車販売台数は、世界第2位の経済大国である中国が、新型コロナウイルスによる打撃から回復を続けるなかで、今年第1四半期に2倍に伸びた。同社が4月8日に発表した。

長城汽車のSUVシリーズの旗艦モデル「ハヴァル(哈弗)」の販売台数は、今年第1四半期(1〜3月期)に22万2728台に達し、前年同期の10万6205台から110%の伸びとなった。また、トラックやセダンを含む全モデルの販売台数は、同期間中に33万8798台となり、前年同期比で125%の増加となった。

香港市場に上場する長城汽車の株価は、過去1年間で約5倍に上昇した。この結果、同社の時価総額は3110億香港ドル(約4兆3700億円)に達し、時価総額が490億ドル(約5兆3000億円)の米国のフォードに匹敵するレベルとなっている。

長城汽車の魏建軍(Wei Jianjun)会長は、先日フォーブスが発表した2021年の世界の富豪ランキングで128位に入り、保有資産は158億ドルと試算されている。

現在57歳の魏はまだ26歳だった1990年に、経営危機に瀕した社員数60人の自動車修理工場だった長城汽車の経営を引き継いだ。その後、マイクロバスの製造に乗り出した同社は、90年代後半からピックアップトラックで人気を博し、2002年に初代のSUVモデルを発売。その翌年に年間3万台を販売し、2003年に香港市場に上場した。

同社の社長である王風英(Wang Feng Ying)は、フォーブスの中国版のフォーブス・チャイナの1月号の表紙を飾り、中国で最も成功したビジネスウーマンの一人に選ばれた。

編集=上田裕資

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