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ウーバーは、カリフォルニア州において、過去1年間で乗客のキャンセルが117%増加したことを理由に、ドライバーが独自に料金を設定する機能を廃止すると発表した。

ウーバーは4月8日の公式ブログで、この機能を廃止する理由として、標準よりも高い運賃を提示したドライバーとマッチングした顧客の80%が、料金の高さを理由に乗車をキャンセルし、再配車を依頼しなかったためだと述べている。

同社は昨年1月に、ドライバーが独自の権限で業務を行っていることを社会に示すための試みの一環として、ドライバーが独自の料金設定を可能にする機能を盛り込んでいた。

ウーバーはこれまで、乗客に対して事前に予想される価格レンジを表示していたが、今後は、単一の前払い料金のみを表示するという。

サンフランシスコ・クロニクルの報道によると、ウーバーは今回の変更と同時に、ドライバーが乗車を承諾する前に、乗客の目的地を確認できる機能を廃止することを検討していたが、当面の間は、現状のままにするという。

「当社は、ドライバーが料金を引き上げた場合や、前払い料金を提示しない場合、大半の顧客が乗車をとりやめることを確認した。カリフォルニア州が経済の再開を進めるなかで、ドライバーがより多くの乗車依頼を受けられるようにし、乗客が配車を依頼した場合に、確実に乗車できるよう、変更を加えることにした」とウーバーはブログで述べている。

カリフォルニア州では2020年1月に、「AB5」と呼ばれる州法が施行され、ギグワーカーを従業員として扱うようことが義務付けられたが、ウーバーはこれに反発し、ドライバーたちは自身の裁量で業務を行う独立した契約者であると主張した。その根拠を示すために導入されたのが、ドライバーが自身が料金を設定できる機能だった。

しかし、2020年11月に、ギグワーカーを独立した契約者とする州の投票法案「Prop.22」が可決されたことで、ウーバーはドライバーの権限の大きさを証明する必要がなくなった。

編集=上田裕資

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