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米国疾病予防管理センター(CDC)が3月31日に発表した、死亡率に関する暫定統計によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2020年の米国における死因の3位だった。

疾病率と死亡率に関するCDCの週報(MMWR)のなかで発表された2本のリポートによれば、2020年の米国の死者数は335万8814人だった。年齢調整後の人口10万人当たりの死亡率は828.7人で、2019年と比べて15.9%上昇した。

新型コロナウイルス感染症が主因となって2020年に死亡した人の数は34万5323人。死因別では、心臓病(69万882人)、がん(59万8932人)に次いで3番目に多かった。そのほか、2020年の米国人のおもな死因は、事故による負傷(19万2176人)、卒中(15万9050人)、慢性呼吸器疾患(15万1637人)などだった。

2019年から2020年にかけて死亡率が上昇した主な原因は新型コロナウイルス感染症だが、それ以外の要因もある。心臓疾患による死者数は4.8%増加し、2012年以来最大の増加幅となった。そのほか、糖尿病(15.4%)、事故による負傷(11.1%)、アルツハイマー病(9.8%)でも顕著な増加が見られた。

一部のカテゴリーは、2019年から2020年にかけて減少した。とりわけ顕著だったのが自殺と慢性呼吸器疾患で、それぞれ5.6%減と3.4%減だった。新型コロナウイルス感染症による死亡については、黒人、アメリカ先住民/アラスカ先住民のほか、高齢者と男性でもっとも高い死亡率を記録した。

ただし、この調査には限界があるとCDCは注記している。たとえば、データが暫定的である、死亡証明書の提出期限が管轄区によって異なる、一部の人種カテゴリーの分類が誤っている可能性がある、一部の事例で死因の分類が誤っている可能性がある、といった制約事項が存在する。


米国における主な死因による2020年の死者数

死因 / 死者数
1 心臓病 / 69万882人
2 がん / 59万8932人
3 新型コロナウイルス感染症 / 34万5323人
4 事故による負傷 / 19万2176人
5 卒中 / 15万9050人
6 慢性呼吸器(下気道)疾患 / 15万1637人
7 アルツハイマー病 / 13万3382人
8 糖尿病 / 10万1106人

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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