I solve the “people pain points” that keep leaders awake at night.

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多くの人は、新型コロナウイルス感染症が流行を始めてからテレビを見ることが増えた。そのうち大部分は、知的成長ではなく純粋な娯楽だ。

しかし、お気に入りの番組を一時停止して数分じっくり考える意思があれば、増えたテレビの視聴時間を使って心の知能指数(EQ)を上げることができる。

キャリアを成長させるには、心の知能指数が欠かせない。筆者のコンサルティング企業リーダーシップIQが行った調査「Hiring For Attitude(態度を基にした採用)」では、心の知能指数不足が技術スキル不足よりも、はるかに多くの採用の失敗につながっていることが判明した。

心の知能指数の重要な構成要素は他者認識だ。これは、他者の視点の理解、気持ちの特定、感情の変化の細かい指摘、こうした感情が生じる原因の正しい解釈を行う能力だ。

他者認識には多くのスキルが関わっている。例えば細心の注意を払うことや、共感を持って軽蔑の気持ちを持たず耳を傾けること、今に集中すること、人が特定の行動を取る理由について開放的で柔軟な心を維持することなどだ。

他者認識は見かけ以上にかなり難しく、必要なものは他者への配慮にとどまらない。インターネット調査「Do You Know How To Listen With Empathy?(あなたは共感を持った聞き方を知っている?)」に回答した数千人のうち、約3分の1は他者認識が全くできておらず、完璧なスコアを取った回答者はわずか5分の1ほどだった。心の知能指数は習得が難しいスキルなのだ。

昨年増えたテレビの視聴時間が役に立つのがここだ。

人が特定の行動を取る理由について先入観を持たず柔軟に考えることが、他者認識の重要な部分だということを思い出そう。私たちは人が特定の行動を取る理由を即座に決めつける習慣を断ち、たとえ矛盾するものだったとしても、他者の行動について複数の説明を考え出す認知・感情の柔軟性を持たなければならない。

ここではその方法を紹介する。

まずは次回テレビ番組を見ているときに感情を表現している登場人物を探そう。強い感情が最善だが、そこまで強いものでなくてもよい。

次に番組を止め、その人物がどのような感情を持っているかについて考えを明確にする。怒り、喜び、恐怖、驚き、悲しみ、嫌悪感のどれだろう? 感情の選択肢は数百に上るので、完璧な言葉を選ぶより感情を特定することに重きを置くこと。

翻訳・編集=出田静

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