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2021.04.07

ウーバーに110万ドルの賠償命令、ドライバーが視覚障害者を乗車拒否で

MOZCO Mateusz Szymanski/Shutterstock.com


ウーバーとリフトは2017年に全米盲人連合と和解し、ドライバーに視覚障害者を受け入れるためのトレーニング行い、ドライバーが介助動物を連れた人の乗車を拒否する行為を禁止すると述べていた。

ウーバーが、差別を助長していると非難されたのは、今回が初めてではない。同社のドライバー評価システムは、白人以外のドライバーを不利にしていると非難されている。ジョージ・ワシントン大学の研究者は、ウーバーとリフトのアルゴリズムが、白人の居住区以外での乗車に対し、より多くの料金を請求していることを発見した。

また、2つの研究で、黒人の利用者は白人の利用者よりもドライバー側から乗車をキャンセルされる確率が高く、待ち時間も長いことが分かっている。しかし、ウーバー側はジョージ・ワシントン大学の研究は、時間帯や近隣パターンなどの他の要素を考慮していないと反論している。さらに、ウーバーはライドシェアによって「仕事や交通手段へのアクセスが、これまで以上に公平で公正になった」と主張している。

編集=上田裕資

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